前回は日本のメディアのビットコイン報道の歴史(14〜15年)の記事をPro向けに書きましたが、その続きはまた次回以降ということで、今回は先にもう少しカジュアルな雑感コラムにします。
最近ひょんなことから久々に日本国内のWeb3界隈の様子を探る機会があり、なんとなくですが国産Web3の雰囲気や向かっている方向、ビットコインとの違いなどについてわかってきました。
正直部外者的な視点でちょろっと見ただけでかなりバイアスを含んでいる気がしますが、まあこぼれ話的なものだと思って読んでもらえれば面白いし、案外参考になる部分もあるかもしれません。
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Web3の温かい世界
最近知り合いが参加している某Web3プロジェクトのAMA的なものに思いつきで参加して様子を見ていたのですが、何というか実に興味深い雰囲気で、「なるほど、国内のWeb3はこんな感じで発展してきているんだ」という感じで非常に参考になりました。これは皮肉とかなしですね。
まず、全体的にホストする方も質問する方も、すごい丁寧でポジティブな感じでした。それは普通に良いことのような気もしますが、何というか自分が感じたのは今まで慣れ親しんでいたいわゆるクリプトの奇天烈な感じの世界でもなければ、技術的な部分について深い質問をしたり、運営に対する鋭い指摘とかそういうものも存在しない世界だったんですよね。
例えば、その中で出てきたトピックは質問は「これこれはどういう仕組みなのか?」「なぜこういうことになっているのか?」などではなく、どちらかといえば「これはちゃんとやってくれてるんですか?」「これは大丈夫なんですか?」「どういう風にする予定ですか?」など、仕組みを理解しようというよりは公式の見解を知りたい感じで、「大丈夫です、ちゃんと考えてます。私たちを信頼して任せてくれれば大丈夫ですよ」というような会話の流れが多く、よりクリティカルな話や、課題やリスクの話はほとんど出ないまま予定調和でみんな楽観的で楽しい雰囲気なまま終始していたのが何か印象的でした。
まあ自分が今まで細かく見ていなかっただけで結構前から日本国内のWeb3の世界はこういう雰囲気だったのかもしれませんが、なんというか社会の中のシステムの延長というか、学校や企業の中でそれぞれのロールを演じながら仲良くしているような、そんな感じの印象を自分は受けました。
Web3が優しい世界を作らなくてはいけない理由
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