Diamond Hands Magazine、ライトニングネットワーク関連のニュースまとめです。
つい先日体調を崩してしまい、微熱ですが寝込んでしまいました。その後家内にもうつしてしまい、なかなかにしんどい日々を過ごすことになりました。(インフルやコロナではありませんでしたが…)
皆さんも体調管理にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
それでは、ライトニング関連のニュースレターです⚡
重要リンク集💎🙌
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ZEUSの新機能に対する反発が激化
MutinyはZEUSウォレットへのLN投げ銭を無効化しようと試み、両者の間でいざこざが起きました。
原因は、ZEUSが新たに搭載した非同期ペイメントの受け取り機能。オフラインでもLN受取が可能になる優れた機能ですが、受取人がオンラインに戻るまで、未決済のHTLCがネットワークに滞留するという懸念がありました。
今回、この懸念が実際に起こり、ZEUSへの支払いに関するHTLCが滞り、チャネルの強制閉鎖が発生したとのことです。チャネルの閉鎖には手数料がかかり、大きな損害を招くため、Mutinyはこのような対策を取ることに至りました。
ZEUSはこの問題に対し、スタンスは変えない旨のコメントを残しています。以下、ZEUSによるコメント。
「ZEUSは競合するウォレットへの支払いをブロックしたり、Bitcoinの普及を目指す人々を軽視したり、自己保管ソリューションの提供を諦めたりすることは決してありません。私たちは、できるだけ多くの人々に自己管理の方法で素晴らしい支払い体験を提供するため、ライトニングの限界を広げ続けます。」ZEUSウォレットへの送金無効化を試みたMutinyは、一部ユーザーからの声を受け、現在はユーザー側の設定で無効化を選べるオプション形式に変更しました。
ZEUSの新機能は革新的ではありますが、オフライン支払いの課題を完全に解決したとは決していえず、他ノードに負担が発生する構造になっています。ZEUSを応援したい気持ちもありますが、負担軽減策や別の解決策を見出して欲しいですね。難しい問題ですが…。
↓参考
https://www.nobsbitcoin.com/mutiny-wallet-disables-sending-zaps-to-zeus-users/
↓ZEUSの新機能の詳細や、ライトニング送金と非同期支払いの難しさについて、ビットコイン研究所で加藤さんが記事にしています。
https://coinkeninfo.com/hodl-invoices-a-threat-or-not/
Wallet of Satoshi、米国ユーザーへの提供を終了
カストディアルウォレットであるWallet of Satoshiが米国ユーザーへのサービス提供を終了すると発表。
詳細な理由は明確に述べておらず、「安全で、ユーザーフレンドリーで、コンプライアンスに準拠したプラットフォームをグローバルに提供するという取り組みは揺るがない。当社の最優先事項は、お客様と当社の安全と利益だ」とXにて説明。
「今後の進展により、米国での事業を再検討し、再開できる可能性があることを期待しています。」とも述べています。
現在、GoogleやAppleのアプリストアからは削除されています。米国ユーザーのWoS内ビットコインは引き続きアクセス可能で、他ウォレットへの送信も可能な状態にあります。
米国の規制が関与している可能性が指摘されています。また、カストディアルウォレットの弱点が浮き彫りになり、ノンカストディアル型への移行を促すユーザーが多く見られました。
https://twitter.com/walletofsatoshi/status/1727937085741678679
Nayuta、ライセンス企業向けにライトニングネットワーク機能を提供する事業を開始
株式会社Nayutaは、暗号資産取引所などのライセンス企業がライトニングネットワークを容易に導入する事業を開始しました。
LN導入には日々変化するプロトコルに追いつかなければいけない負担やノードのマネジメントが課題となっています。Nayutaでは、ライトニング追加モジュールを用い既存カストディアルシステムへの組み込みを行い、負担軽減を目指すとのこと。
Nayutaはカストディアルソリューションとノンカストディアルソリューションの両方を提供していく、と述べています。ライトニングの真価を発揮する領域として、クロスボーダー送金を含むアプリケーションを重視し、海外展開(主にアジア)やトークンプロトコルへの対応も検討中とのことです。
↓プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000016959.html
LNを用いた国際送金サービスStrike、新機能を続々と展開
Strikeが、デビットカードを使ってビットコイン購入できる機能を発表。現在36か国で正式に展開され、Strikeアプリが利用可能な65か国にも展開予定です。(日本は含まれていません。)
Send Globally(LNを用いた国際送金機能)を米国以外の国でも利用できるようにしました。また、法定通貨やUSDT、ビットコインを現金に換金できるようにすると発表。現在は、フィリピン、メキシコ、ベトナム、ガーナ、ケニアを含む 12 か国でサポートしています。
Bitrefillとの提携も行い、法定通貨やUSDT、ビットコインの残高からギフトカードの購入が可能に。
ウォレット機能も強化し、LNアドレスやオンチェーン支払いに対応。法定通貨やUSDT、ビットコイン建てのグローバルなP2P支払いを実現しました。
https://twitter.com/jackmallers/status/1725227097675719118
↓ブログ投稿
https://jimmymow.medium.com/announcing-buy-bitcoin-globally-2d12a2617317
その他のトピック⚡
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⚡Core Lightning v23.11がリリース。デュアルファウンディング機能が相互実装における互換性を達成。
☠手数料高騰によりチャネル強制閉鎖によるコストが増大
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🎉高円寺でライトニングフリーマーケットが開催
役立つサイト⚡
ロクヨウさんが作成したビットコインのドルコスト平均法シミュレータ「今日からビットコ」
今週はここまで!最後までお読みいただき、ありがとうございます!