Diamond Hands Magazine、ライトニングネットワーク関連のニュースまとめです。
先日、士業向けのビットコイン勉強会をビットコイン研究所とDiamond Hands共催で開催しました。
↑AndGo原さんによる「税務処理に役立つビットコイントランザクション履歴の見方」
Diamond Hands東さんからは、なぜ今ビットコインが重要なのか?ビットコインのユースケースや日本市場の可能性についてプレゼンを行いました。
かなり意識の高い士業の方々が集まってくださり、とても熱量の高い会を開くことができたと思います。参加して頂いた皆さんに感謝申し上げます。
それでは、ライトニングニュースまとめです⚡
重要リンク集💎🙌
Diamond Hands Wiki (ライトニングやルーティングに関するリソース集)
Lost in Bitcoin(ビットコイン学習リソース集)
DH Magazine Proへの招待
月7ドルでDH Magazine Proに参加して、日本国内のビットコイン普及活動を最前線で楽しみつつ、Diamond Handsの活動を支援しよう!
詳細は以下のPro版の内容紹介記事をご確認ください。
グローバル版モバイルSuica?Virtual Bolt CardのAPKが公開
Virtual Bolt CardアプリのプレリリースAPKがダウンロード可能に。
Virtual Bolt Cardを用いると、スマホのNFC経由で非接触なライトニング支払いができます。(おサイフケータイのようなイメージ)
Google Playのリリースはまだですが、プレリリースAPKを試すことは可能。興味のある方はぜひ試してみてください。
↓実際に使用している映像はこちらから見れます!
https://twitter.com/bitcoin_ring/status/1683483186460872708
↓APKのインストールはこちらから
https://github.com/bitcoin-ring/VirtualBoltcardApp/releases
500satsでVPNを利用できるサービスが登場
有名VPNプロバイダーIVPNは、IVPN Lightと呼ばれるサービスを提供。このサービスは、LN支払いで短期のVPNを購入できます。
利用期間が最短3時間から最長30日まで選択可能な使い捨てのVPNトンネルを購入することが可能。
3時間で500 sats(約20円)と非常に手頃な価格設定。アカウント作成や個人情報の提供も必要ありません。
IVPNの代表者は、「私たちは2010年から存在しており、プライバシー活動家でありビットコイナーです。」と述べており、通常のVPNサービスもオープンソースで提供している。
Lightning Network+、新サービスLiquidity Poolを発表
流動性クレジットという概念により、インバウンドキャパシティを獲得できるサービス。他のノードに開いたチャネルキャパシティと同じ量のインバウンドキャパシティを確実に取得できるようになる。
Liquidity Poolに参加するには、流動性クレジットを購入または獲得する必要がある。
流動性クレジットを購入することで、チャネルを開設してもらう(インバウンドキャパシティを獲得する)ことができる。また、チャネルを開設することで、流動性クレジットを獲得できる。
流動性クレジットはトークンやアルトコインといった類ではなく、インバウンドキャパシティのみに交換できるもの。
このサービスの最大の利点としては、インバウンドキャパシティを確保できると同時に、自身のノードキャパシティをより速く成長させることができること。
スワップサービスとの違いとしては、繋がるノードを自分で選択できることやスワップサービスのチャネルに開く必要がない、などが挙げられる。
詳しくはこちら
https://lightningnetwork.plus/posts/433
Mutinyウォレット、ザップの使用上限のある自動支払いを可能に
MutinyはNostr Wallet Connectを使用し、サブスクのような機能を追加しました
Nostrによるザップは手動による支払い承認が毎回必要ですが、予め設定したMutinyの予算制限に達するまで、自動的に支払うことができるようになります
金額と同時にスケジュール間隔も設定でき、例えば翌日になると予算制限がリセットされるといった風に使うことができます
一見シンプルなコンセプトですが、サブスクといったクレジットカードで現状行われている体験をLNで実現しようとすると、こうしたウォレット側での機能拡張はとても大切
LN支払いできる範囲を増やしたり、アダプションを目指すためにも、こうしたUX改善の取り組みは非常に価値のあるものかと思います
Breez SDKのケーススタディ紹介:Satimoto
Breez SDKのケーススタディとして、Satimotoを紹介した記事が面白かったので紹介します。LNのサービス開発に興味がある方はぜひ元の記事も読んでみてください。
電気自動車で利用可能な充電ステーションを見つけるには、1 つの大都市圏で6つもの異なるアプリが必要。更にアプリ全てに、個人情報や支払い情報を登録する必要があった。
Satimotoはこの課題を解決するために誕生したアプリで、単一のアプリで充電ステーションを探すことができ、充電料金をLNで支払うことができる
ライトニングを採用したことはイデオロギー的ではなく、現実的な選択だった
顧客の資金を保管し、支払い処理をするためには銀行免許が必要だったため、法定通貨ではなく、ライトニングを採用することに。
ビジネス的にもライトニングは有効で、手数料を30%も削減でき、事業者側は法定通貨の支払い処理といった長く、面倒でコストがかかるプロセスをなくすことができる。
Breez SDKを使用すると、開発者はアプリにLN支払いを迅速かつ簡単に実装できた。更にノンカストディアルなLN支払いもアプリ上に構築できた。ユーザーのLNノードはクラウド上にあるが、秘密鍵はユーザーのデバイス上で安全に保たれている。
DH Swapが大幅アップデート、Boltzとの戦略提携を発表
Diamond Handsが提供するBoltzベースのライトニング流動性マネジメントサービス「DH Swap」が大幅に改善およびアップデート
このアップデートに伴い、Boltzとの戦略的パートナーシップが形成
今後共同でサービスを提供および改善し、Boltzのトラストレススワップのエコシステムを日本およびアジア全域に拡大する計画
主な改善点はUI/UXの改善で、Liquid上のBTCを利用したスワップや日本語訳にも対応
Swapサービスの重要性やアップデート詳細は以前配信されたニュースレターをご覧ください!
その他のトピック⚡
🎊Nayuta Wallet、iOS版 v1.1.0 リリース、LNURL Payに対応。Lappsとの連携も可能に。
📟Raspberry Piの次世代モデルとして「Raspberry Pi 5」シリーズを発表
🌐Fedimint、最初の公式リリースであるFedimint v0.1.0が発表
🎉Alby新バージョンがリリース。オンチェーンでの送受信やスワップが可能に
📈LNMarkets、一日当たりの取引高が平均 200 万ドル超え
役立つ記事や特集⚡
GPUtopiaでChatGPTライクなAIを使用してみる by Ryoy_cryptoさん
ETHがPoSへ移行した結果、余ったGPUリソースを持つマイナーが増えている。
ブラウザを通じてWebGPUを使用し、GPUリソースを貸し出すことができるという興味深いサービスが登場
GTX1070などのGPUで1,000Sats/hほどのビットコイン収益を期待できるかも
GPUリソースを借りることもでき、AIチャット一回の質問につき費用は7satsで、その内訳はGPUリソースの貸出者に対し6sats、運営に1satという割合で支払わる。
スクリーンショットで見るライトニングノードのリカバリ by Hidekichiさん
仮想マシン上に置いていた umbrel の実験ノードが、仮想マシンごと吹き飛んだので、LNDのリカバリを試してみました。
RGB-Channel in Lightning by 小川さん
ビットコイン以外のトークン残高を管理できるようにするRGBチャネルという取り組みがある。その実用性を考察してみる。
複数アセットを管理する場合、複数のRGBチャネルを持つ必要がある
RGBチャネルでアセットを送金する場合、それに係る送金手数料やHTLCのためにBTCが必要になる。