なぜこの戦争は説明できないのか──Simon Dixon氏の世界秩序再編シナリオ【後編】
Simon Dixon(以下、サイモン・ディクソン)
アメリカが弾薬を失ったあと、その弾薬や軍事の再建は中国なしではできない。
希土類鉱物は中国が持っている。
部品も中国が持っている。
だから実質的に、4月に「チャイナ・サミット」と呼ばれる会合がある。
トランプが出ることになる会合です。
私は、それが世界を変えることになると思っています。
こんにちは!yutaro です。
本日のPro向け「BTCインサイト」では、Simon Dixon氏の語る「現在のイラン情勢の裏側で動いている金融構造と世界秩序の変化」についての【後編】です。
それではさっそくいってみましょう。
(※本日は後編です… 中編はコチラ)
脱過激化、イスラエル改革、そして次の段階
サイモン・ディクソン
こうしたMIXを脱過激化しなければならない。
急進的シオニスト。
アメリカの福音派キリスト教ネオコン。
IRGCの強硬派。
そうしたものを排除しなければならない。
そしてイスラエルを改革しなければならない。
最終的にはイスラエルへの資金供給を止める。
軍事によって支えられる国家ではなくす。
タッカー・カールソンやキャンディス・アーウィンや、そうした人々を使って、アメリカの福音派キリスト教徒を脱過激化させる。
彼らはCIA高官レベルの工作員たちともつながっている。
そうして、戦略的にイスラエルを弱体化させる。
戦略的にイランも弱体化させる。
そして残る課題は、アメリカ軍基地を外へ出すことです。
だから、私はその派閥が今、この舞台の次の段階を調整していると思っています。
交渉は止まっていない。
むしろ、この戦闘に至った交渉の一部では、「戦争を始めよう。そうすれば計画を妨害する人間が誰かわかる」という話になっていた。
あるいは、その中の誰かがイランの学校で子どもを殺すかもしれない。
6歳から12歳までの子ども165人が殺された。
今それを調査している。
私の推測では、イスラエルの作戦です。
そしてアメリカはそれを隠蔽するかどうかを決めているところだと思います。
でも、計画から外れている者が誰かわかったとき、その人間たちは政権交代させられ、排除されなければならない。
つまり、誰かが一線を越えすぎるたびに、たとえば浄水施設を吹き飛ばすようなことをするたびに、そういう人間が排除されていく。
そして最後に残るのは、交渉のテーブルに座っていた人たちだけになる。
気づくはずです。
交渉していた人たちは、今も全員生きている。
そこに気づくはずです。
私は、彼らは最後まで生き残ると思っています。
IRGCの人間も。
イラン政府の人間も。
そういう人たちです。
番組ホスト
私はまだ、これがどう展開するのかを見ようとしていて、できるだけ速く全体を吸収し、自分なりに意味を整理しようとしているところです。
ちゃんと全体を追えているか確認したいんです。
つまり、もしイランの強硬派を排除し、同時にイランも弱体化していくのだとしたら、そして同時にイスラエルもなだめることになる。
なぜなら、イランが脅威でなくなれば、イスラエルが軍拡してきた理由も弱まるわけですよね。
つまり、弱くなってなだめられたイスラエル。
弱くなったイラン。
そうなれば、その地域の安定が増すことになる。
同時に私は、金融産業複合体の側から株式市場の資金フローについても考えています。
つまり、アメリカ軍を“レンタル兵器”として使ってこの作戦をやらせる。
その結果として財政支出が増える。
しかも、5月にはケビン・ウォーシュが入ってくる。
以前はかなりタカ派でしたよね。
そういう人物なら、この作戦の資金を賄うために実質的に大規模なマネープリントを進めるだけの信認を持てるかもしれない。
そう考えると、中国やロシアが直接関与しない理由も説明がつく気がします。
彼らは、今のイラン体制をそのまま支え続けることには関心がない。
ここに第三次世界大戦の脅威はない。
彼らは入ってきて、実質的には“掃除”をしている。
地域の安定を手に入れて、そのうえで世界のほかの地域に資源を売って利益を得ようとしている。
ひどい言い方なのはわかっています。
すごく非人道的な言い方だとは思います。
でも、掃除をして、地域安定を作って、そのあと世界に資源を売って利益を得る、ということですよね。
サイモン・ディクソン
ええ。
その上にもう一段、層があります。
本当に多層的なんです。
本当にややこしい。
でも、できるだけ明確にしようとしています。
要約してくれてありがとう。
世紀最大のトレード──中東安定化とホルムズ海峡
サイモン・ディクソン
この先にある最大のトレードは二つあります。
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