Diamond Hands Magazine、水曜日のビットコインニュースまとめです。
先週、まだ夏のような暖かい東京から、寒空のカナダに戻ってきました。東京の Nostrasia とBTCPay Server Day イベントでは、初めて日本のビットコイナーやNostrユーザーの皆さんと直接お会いすることができて、とても楽しかったです!
さて、今週月曜日には初めてNHKがサトシ・ナカモトの特集を放映し、ビットコインの社会的意義やサトシにまつわる様々な話が紹介されたとのこと。ご覧になった方も多かったのではないでしょうか。これをきっかけに、日本でビットコインがイメージアップすると良いですね。11月26日夜21時から「市民X」第1回:ビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」とは?完全版(99分)がBS1で放送される予定です。
重要リンク集💎🙌
Diamond Hands Wiki (ライトニングやルーティングに関するリソース集)
Lost in Bitcoin(ビットコイン学習リソース集)
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詳細は以下のPro版の内容紹介記事をご確認ください。
ビットコイン関連イベント
今週日曜日、11月19日16~20時に東京、高円寺で反省会DAOとDiamond Hands共催のライトニングフリマが開催されます!お近くの方はぜひ足を運んでみてください。
12月はホリデーシーズンのため大きなイベントは少なめです。
AFRICA BITCOIN CONFERENCE、 12月1-3日、ガーナ共和国、アッカ
UNCONFISCATA₿LE CONFERENCE、12月7-8日、米国ラスベガス
Nostrasia&ハッカソン報告
こちらのショートムービーは東京渋谷で開催されたNostrasiaの様子がきれいにまとめられています。どんな様子だったか知りたい方はチェックしてみてください。
Terukoさん、Teatwoさん、Dashさん、リバタリマンさんが登壇した日本のビットコインとNostrについて語ったセッションはYouTubeで視聴できます(音声注意)。
今回、東京で開催されたNostrasiaは、海外から@Yutaro21jpさんが日本語記事、Nostr資料やウェブサイトの翻訳、ハッカソン参加などの形で貢献しています。以下のハッカソン情報は、リンク記事から一部抜粋させていただきました。
東京および香港で行われたNostrasiaハッカソンの優勝は、eNuts – モバイルのCashuウォレット、入賞は、日本の ocknamo氏開発の Nosskey、RedditのNostr版Zapddit、ライトニングとCashuを利用したShopstrが選ばれました。
Nostrasia東京会場の運営には、東京Bitcoin 勉強会参加者やそのご家族、Nostrユーザー、テクノスカレッジの学生さんなど大勢の有志ボランティアの協力があって大きな成功を収めたと思います。一参加者として、大きな拍手と共にお礼申し上げます。
ビットコイン VS 中央銀行デジタル通貨
11月9日、ドイツ連邦議会にて、Joana Cotar議員はビットコインのTシャツを着て中央銀行デジタル通貨(CBDC)への反対を表明し、以下のように述べました。
市民を完全に監視したがる欧州中央銀行(ECB)や政治家以外、ビットコインがあればデジタルユーロなど不要である。今日プライバシーを守ると言いながら政府は明日には監視を始めるだろう… CBDCが導入されれば市民に社会的スコアを導入するのも容易になり、政府に異を唱える者の資産が凍結されかねない。デジタル社会の悪夢である。連邦政府の仕事はそのようなことが起きないようにすることだ。
また、Human Rights Foundation (HRF) のAlex Gladsteinは、11月14日にCBDC追跡プログラムをワシントンDCにて開始すると発表しました。トラッキングウェブサイトには世界各国の導入状況および教育的リソースが掲載されています。
米国取引所Swan Bitcoin、ミキシングサービス利用者にアカウント停止の警告通知
米国規制当局がミキシングサービスに対する圧力を強めています。
カリフォルニアを拠点とするビットコイン専門取引所 Swan Bitcoinは、ユーザー宛に送ったメールで、ミキシングサービスから直接ビットコインを預けたり引き出したりするアカウントは停止される可能性があると通知しました。同社はこのポリシー変更の理由として、銀行およびカストディアルパートナーからの圧力を挙げています。
金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)は、ミキシングサービスが犯罪者によるマネーロンダリングを助長すると主張しており、Swan Bitcoinのパートナーは、FinCENが最近提案した、規制対象の金融機関にミキシングサービスに関連するあらゆる取引を報告するよう求める提案に対応する方針です。
Swan BitcoinのCTO兼共同設立者であるYan Pritzker氏は、同社がコインのミキシングサービスに好意的であることを認めつつ、顧客のために法定通貨の入出金処理を継続するためには、パートナーの要件に従わなければならないと述べました。
ビットコインコミュニティの一部メンバーは、同社の方針転換に憤慨しています。ミキシング機能を提供するSamourai Walletは、Swanがまだ法律として定められていない提案を強制していると批判しました。
https://coinmarketcap.com/academy/article/swan-bitcoin-to-terminate-accounts-using-mixing-services
香港の投資移民プログラムにビットコイン取引承認が提案される
8年の中断を経て準備が進められる香港投資移民プログラムの復活において、ビットコイン取引を香港の認可取引所に組み込むよう、議員から提案がありました。
この投資移民プログラムは3000万香港ドル(約5.8億円相当)以上を持つ移民希望者を対象としており、彼らが高リスクの金融資産とされる暗号通貨を香港で取引可能にしようとする先進的な変化を示しています。もし承認されれば、暗号通貨の潜在的な利点を探求したい富裕層移民の新しい波を引き寄せることができると期待されます。
BitStream ホワイトペーパー
先月BitVMを誕生させたRobin Linus氏は、11月11日に「BitStream: Decentralized File Hosting Incentiviced via Bitcoin Payments」と題したホワイトペーパーを発表しました。この論文では、分散型サーバーがファイルダウンロードに対応する度に直接ビットコインで報酬を得られる画期的な仕組みを提案しています。
BitStreamは、Lightning Network、Liquid、CashuのChaumian ecashなどのBitcoin支払いチャネルを利用し、迅速なマイクロトランザクションを実現します。暗号化にワンタイムパッド暗号(OTP)を採用し安全性を確保、復号化のミスマッチが発生した場合は、クライアントが詐欺証明を導き出すことができます。
信頼や複雑な暗号に大きく依存することなく、分散型ホスティングにインセンティブを与えることで、ファイルストレージ経済を変革することを目指しています。ただし、現時点では、その実用的な実装と成功については不明確です。
多発する暗号資産ハッキング事件
最近、ビットコイン、クリプト資産、ステーブルコインへのハッキングが多発しています。スペースの関係上、簡単にリストアップします。皆さんもシードフレーズ(秘密鍵)は、たとえ暗号化されていても、ネットにつながる可能性のある PC、スマホ、タブレット、クラウド上に保管しないように、管理には十分ご注意ください。
10年間HODLingしたビットコイナーが、25BTCを失う(出典)
バイナンスに関連するアドレスから2700万ドル相当のテザーが盗まれる(出典)
マイクロソフトストアで偽のLedgerアプリ掲載、59万ドルのビットコインがハッカーに盗まれる(出典)
ジャスティン・サン所有のPoloniex暗号通貨取引所で1億1400万ドルのハッキング被害(出典)
破産したBTC ATM企業Coin Cloudから7万人のユーザーデータが漏洩(出典)
豪取引所CoinSpot、1,282ETH(約250万ドル相当)盗まれる(出典)
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