Diamond Hands Magazine、水曜日のビットコインニュースまとめです。
こんにちは。気がつけばもう4月!1日のエイプリールフールネタ、皆さんは何かお気に入りがありましたか?
今日は、米国政府がかつてシルクロードから押収した3万枚以上のビットコイン(約21億ドル、3000億円相当)がコインベースに移されたことが話題です。
ビットコイン半減期まで、あと20日を切りましたね。日時がはっきりわからないという難点ありですが、Diamond HandsとTokyo Citadelの共催で、Crypto Cafe&Barにて半減期パーティーが予定されています!また告知があると思いますが、詳しくはconnpassページをチェックしてみてください。
では、本題に移ります。
重要リンク集💎🙌
Diamond Hands Wiki (ライトニングやルーティングに関するリソース集)
Lost in Bitcoin(ビットコイン学習リソース集)
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詳細は以下のPro版の内容紹介記事をご確認ください。
ビットコイン関連イベント
3月のイベントに続き、また4月28日(日)に自由が丘ライトニングマルシェが開催されます。参加できる方は、ぜひ遊びに行ってください。5月の情報をリストアップして思いましたが、世界中でビットコインのイベントが急増していますね!
5月
MicroStrategy Bitcoin for corporations、1-2日、米国ネバダ州、ラスベガス
btc++ Austin、1-4日、米国テキサス州、オースティン
Bitcoin Asia、9-10日、香港
Bitcoin Day、11日、米国フロリダ州、マイアミ
The Canadian Bitcoin Conference、16-18日、カナダ、モントリオール
Bitcoin Economic Forum、18-20日、フランス、Eastern Britanny
Pizza Day Prague、18-19日、チェコ共和国、プラハ
Adopting Bitcoin Arnhem、25日、オランダ、Arnhem Bitcoin City
Bitcoin Ireland、25日、アイルランド
Bitcoin Seoul、5月29-31日、韓国、ソウル
FTX元CEO, SBFに懲役25年の判決
ニューヨークの地方裁判所にて3月28日、破綻した暗号資産取引所FTXの元CEOサム・バンクマン=フリード(SBF)に、懲役25年と罰金約110億ドル(約1.7兆円)が言い渡されました。
FTXは顧客資金80億ドル以上を関連会社アラメダリサーチに不正に送金し、スタートアップ企業への投資、バハマの豪邸、政治献金などに費やし、SBFは昨年、電信・証券詐欺罪、マネーロンダリングなどですでに有罪となっていました。
ABCニュースは、メールによるSBFへの質問に対して、彼は「自分のしていたことが違法だと思ったことはなかった。今は毎日、失ったものに悩まされている。自分は誰かを傷つけたり、誰かのお金を奪うつもりもなかった。」と回答しており、間違った決断をしたことは認めつつも、取引所破綻の責任は回避するような姿勢だったと報道しています(出典)。
今後、SBFは比較的低セキュリティのサンフランシスコ・ベイエリアにある刑務所に移送され、刑期を服役することになります。
日本の年金基金にビットコイン導入検討?
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は今後5年間の調査研究計画の中核となる年金運用ポートフォリオ研究のため、市民から情報やアイディアを広く募集することを発表しました。
当初、その情報提供を求めるリストに、金と並んでビットコインが入っていたことがSNS上で急速に広まり、海外ニュースでも日本が年金基金にビットコインを導入検討か?という報道が流れました。(その後、GPIFのリスト表記は訂正されています)
投資に関するGPIFへの情報提供は4月19日(金)まで受け付けられています。日本の年金にビットコイン投資を導入してほしいという方は、GPIF:低流動性資産等に関する情報提供依頼(PDF)に従って、ぜひ情報をお送りください。
Google検索がBTCアドレスに対応
Google検索がビットコインやENS名などブロックチェーンアドレスのインデックス化を開始しました。アドレス検索によって、知りたいアドレスの特徴やビットコインあるいはイーサリアム等の残高がわかるようになりますが、対応しているアドレスはまだ一部のようです。
自分のアドレスを入力するとデータが(使用中のGoogleアカウントと)紐づけされる可能性があると、BitbankのJonathan Underwood氏は指摘しています。プライバシー保護のためには、今後さらにビットコインアドレスの取り扱いに注意が必要になります。
米国Custodia Bank、連銀のマスター口座開設できず
米国ワイオミング州の SPDI(特別目的預託機関)として認可されたCustodia Bank(カストディア銀行)は、長年のビットコイナーCaitlin Long氏がデジタル資産と融合する銀行として2020年に設立。昨年秋には、ビットコイン保管サービスも立ち上げました。
しかし、米連邦準備制度理事会(FRB)は、他の金融機関との直接決済に必要な連邦準備銀行(連銀)のマスター口座開設をSPDIに許可することには非常に慎重です。
2023年1月に、Custodia Bankはマスター口座開設をすでに1度却下されており、規制の問題に直面してきました(出典)。同行は解決策として、マスター口座を持つ別の銀行と提携してサービスを提供中です。
本来、連銀への加盟申請手続きは1年以内に処理される決まりですが、Custodia Bankのケースでは申請後に1年半以上も保留状態となっていました。これを受けて同行は、この遅延が法定期限を超えており違法であるとし、2022年にFRBを訴えました(出典)。
残念なことに、3月29日にワイオミング州地方裁判所は、Custodia Bankの申し立てを却下し、同行のマスター口座開設への道はさらに遠のきました。この結果は、米国内で暗号資産と銀行業務両方を取り扱いたいフィンテック企業に今後不利な影響を与えることが予想されます。(出典)
Bitcoin Cats、4月に独自チェーンで公開
CoinPostからの記事要約となりますが、イーサリウムのEVMと互換性を持つビットコインL2ネットワークの独自チェーン1CAT上で、ブロックチェーンゲームプロジェクト“Bitcoin Cats”がもうすぐスタートします。
このネットワークではステーキングも取り入れられる予定です。Xアカウントにはフォロワーも多く、ブロックチェーンゲームの分野で話題になっています。
HRF、NPO団体向けに無料ウェビナー開催
Human Rights Foundation(HRF)は、非営利団体(NPO)、特に人権団体に対し、国家の検閲や資産没収に対抗するためにビットコインをどのように活動に組み込むことができるかを教えるため、四半期ごとに無料ウェビナーを開催することを発表しました。
HRFのAlex Gladstein氏は「金融プラットフォームからの排除が進む世界、特に独裁国家において、このような教育は極めて重要です。香港からニカラグア、イランに至るまで、どこの国でも権威主義者は銀行口座の凍結、寄付の検閲、NGOや反体制派の資産没収にますます依存するようになっています。市民社会が(政府などに)止められることのないお金について学ぶのを助ける時です。」と述べました。
最初のコースは4月22日から26日まで開催され、世界的なビットコイン教育者であるベン・ペリン氏(通称BTC Sessions)が講師を務めます。ウェビナーの詳細はHRFウェブサイトをご確認ください。
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