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ビットコインは「ステーブルコイン決済の中核レイヤー」になる / 2026年の展望(キャシー・ウッド 他)

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yutaro
Jan 11, 2026
∙ Paid

ビットコイナー反省会、東さんの動画「毎年恒例の2026年年始のビットコインに関する予想」が更新されました!

2026年はビットコインにとって、どのような年になるのでしょうか!?


こんにちは!yutaro です。

さっそくですが、「BTCインサイト」本日のトピックスはこちら:

  • ビットコインは「ステーブルコイン決済の中核レイヤー」になる(無料)

  • ステーブルコイン、規制、マイニング──2026年の展望(Pro向け)



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ビットコインは「ステーブルコイン決済の中核レイヤー」になる

※この記事は、Bitcoin NewsによるX投稿 Bitcoin Will Become a Major Stablecoin Settlement Layer by 2026 の日本語訳&編集版です。


ステーブルコインの急成長が、限界に突き当たっている

世界のステーブルコイン供給量はすでに 1,700億ドル を超え、1日の送金量は常に 1,000億ドル以上 に達している。

アルゼンチン、ナイジェリア、ベネズエラといった国々では、USDTやUSDCが実質的な「国家通貨」として、貯蓄や国際送金に使われている。

しかし、その巨大な需要を支えるネットワークは、すでに悲鳴を上げているのか?

  • Tron は中南米や東南アジアの小口決済で依然として主流だが、度重なる停止やバリデータ問題により、数十億ドル規模の送金が凍結される事態が発生している。

  • EthereumのL2(ロールアップ) は負荷軽減を約束したが、アービトラージの断片化やシーケンサー障害により、最終確定性は依然として不安定だ。

  • 高スループットの象徴だった Solana も、ミームコイン熱狂時には数時間に及ぶ停止を起こし、ステーブルコインのルーティングにまで影響を及ぼしている。

これらは例外的な事故ではない。もはや 「通常運転」 になりつつある。

そして、そのしわ寄せを受けているのは、本来ステーブルコインが救うはずだった人々だ。

ラゴスの商店主、ブエノスアイレスのフリーランサー、マニラで送金を受け取る家族。オンチェーン活動が急増するたび、彼らは最初に犠牲になる。

世界経済の不安定さが続く中、ステーブルコインの採用は今後も加速する。だからこそ、このボトルネックを解消する緊急性は、かつてないほど高まっている。

新興国の規制当局はすでに、これらのネットワークが抱える「システミックリスク」を精査し始めており、

発行体側も、単一障害点を抱えるチェーンへの依存を減らす圧力に直面している。


ビットコインの「セカンドレイヤー」が、ついに企業利用に耐えうる水準へ

状況を一変させた要因は、主に2つある。

1つ目は ライトニングネットワークが臨界点に到達したこと。

2つ目は Taproot Assets によって、ビットコインがその中核的なセキュリティモデルを損なうことなく、マルチアセット決済レイヤーへと進化したことだ。

ライトニングネットワークとTaproot Assetsを組み合わせることで、ビットコインは次のような特性を持つ決済基盤を提供する。

  • グローバルに相互運用可能

  • 即時決済

  • 低手数料

  • 世界で最も堅牢な貨幣ネットワーク上に構築

決済事業者、取引所、フィンテック企業にとって重要なのは、「理論上のスループット」ではなく 稼働率・最終確定性・コスト だ。

その点で、ライトニングはすでに競合ネットワークの実用的スループットを上回っている。

この1年で、機関投資家の関心は静かに移り始めた。

カストディアン、マーケットメーカー、ウォレット事業者は、

「ビットコインのレールが、現在他チェーンで破綻しつつあるステーブルコイン流通規模を支えられるか」を本気で検討している。

もはや理論の話ではない。性能、稼働時間、コスト の話になっている。

ここで重要なのは、ネットワーク効果は双方向に働くという点だ。

トップクラスの発行体が、たとえ 10% でも決済をビットコインに流せば、ライトニングの流動性は一気に厚くなり、他の参加者にも恩恵が波及する。

これは、遅れた側を一気に不利にするフライホイールになる。

確かに、普及には開発者間の連携や取引所側のインセンティブ設計が必要だ。

しかし、テザーの初期的なコミットメント や、Lightning Labsによる継続的な最適化 によって、勢いは懐疑派の想定よりも速く増している。

マルチチェーン構成を維持する「保守的な選択」は一見安全に見える。だが、それは結局、混雑と停止のルーレット に引き続き晒されることを意味するのかもしれない。

現在のペースでインフラの成熟が続けば、

  • ライトニングの採用拡大

  • Taproot Assets向け開発ツールの進化

  • 決済バックエンドの分散を模索する取引所の増加

これらが重なり、2026年は主要ステーブルコイン発行体が、本格的にビットコイン上へ流量を拡大する最初の現実的な年 になる。

それはマーケティング実験ではなく、ユーザーと決済パートナーの要求に押し出されて起こる変化 だ。


2026年、「ダムが決壊する瞬間」

想像してみてほしい。

  • Solanaが長時間停止

  • Ethereumのガス代が200gwei超

  • Tronのバリデータが膠着状態

その結果、数十億ドル規模のステーブルコイン送金が数時間停止する。

G20の金融安定報告書が「ステーブルコイン決済リスク」をシステミックリスクとして名指しする。規制当局は、決済基盤の分散を要求し始める。

その圧力の中で、ある大手発行体が ライトニング/Taproot決済を機関向けフローで解禁する。数週間で、変化は明白になるだろう。

トレーダー、アービトラージボット、マーケットメーカーは、最も速く、最も安く決済できるレールへと自動的に移動する。そこに流動性が集まり、さらに加速するのは自明だ。

オンチェーンデータは、ビットコインにアンカーされたステーブルコイン取引量が、月次で倍増していく様子を示し始める。

一方、混雑や停止に悩まされ続けるチェーンに留まる発行体は、「遅く、高く、不安定」に見え始め、慌てて追随する。

かつて「コーヒーを買うには遅すぎる」と嘲笑されたビットコインは、デジタルドルの最終決済レイヤー になるかもしれない。

発行体がこの流れに抗うことはできる。だが、物理法則が勝つことの方が多い。


ビットコインが「決済の王座」に近づく理由

2026年までに、ビットコインはステーブルコイン決済の有力なバックエンド候補、あるいは主役になる。

それは思想の勝利ではない。経済合理性とパフォーマンスが強制する結果だ。

物語で考えがちな市場にとって、これは直感に反するかもしれない。しかし、現実の取引量によって決済フローが崩れ始めている機関にとって、

ビットコインへの回帰は、もはや「選択肢」ではなく「必然」に見え始めている。

(※原文はコチラ)


🌀 その他のトピックス

  • ビットコインに初めて言及したツイッター投稿──17年前の今日、ハル・フィニーから始まった

  • CNBCが生放送で報道──タイ、観光客からのビットコイン受け入れへ

  • サトシ・ナカモト像がNYSEに立つ──ビットコインが制度と交差する象徴的な瞬間


ステーブルコイン、規制、マイニング──2026年の展望

※この記事は、ARK Investによって公開されたYouTube動画 Stablecoins, Regulation, Mining And 2026 Outlook の日本語訳&編集版です。


今回の出演者

  • ロレンツォ・ヴァレンテ(ARK Invest デジタル資産ディレクター)

  • フランク・コルヴァ(元・ビットコイン担当ホワイトハウス記者/Forbes Crypto寄稿者)

  • ジェフ・ブース(Ego Death Capital ゼネラルパートナー/Core Scientific 取締役)

  • ローリー・マレー(CleanSpark デジタル資産マネジメント担当VP)

  • キャシー・ウッド(ARK Invest 創業者/CEO/CIO)

  • ロッド・ルーディ(Bitcoin Park 共同創業者)


2025→2026:価格より「構造」が変わった

キャシー・ウッド氏

キャシーは、これまで「右肩上がりだが4年ごとに下落サイクルが挟まる」ことに市場が慣れてきたとしたうえで、2025年は「下落サイクル」を恐れるムードが強かったと語る。

2025年には12万ドルに到達した一方、10/10のフラッシュクラッシュと重なった。

今なお「レバレッジに関連する大口の存在」などをめぐり不確実性は残るが、確率がゼロだとは見ていない、と述べる。

また「このサイクルを30%超の下落で済ませられるか(50〜70%ではなく)」が重要で、

それが実現すれば、時間の経過とともにボラティリティが低下してきたビットコインの傾向とも整合的だ、という。


ロレンツォ・ヴァレンテ氏

ロレンツォは、価格は横ばい/下落でも、ファンダメンタルズ(基礎条件)のセットアップが過去最高レベルだったと述べる。

Genius Act、Clarity Actに関する作業、そして新規参入者の質が「短期ではなく長期志向」になっている点を強調する。

さらに、CFTCがビットコインとイーサリアムをデリバティブ市場の担保として導入するパイロットを検討していることに触れ、

機関投資家の新たなユースケース解放につながり得る、と語る。


ステーブルコインは“役割を奪っている”のか:交換手段の現実

キャシー・ウッド氏

キャシーは、2015年の最初のホワイトペーパーで想定していた役割の一部を、ステーブルコインが「奪っている(usurping)」ように見える、と語ったことがあると振り返る。

特に新興国での利用では、ステーブルコインが、没収・資本規制・インフレといったリスクからの「保険」として機能している面があるという。

ただし、同時期に金価格が急上昇したことを踏まえ、

ビットコインの「デジタル・ゴールド」としての価値はより重要になり、ステーブルコインの影響を相殺し得る、と位置づける。


ジェフ・ブース氏

ジェフは、ステーブルコインがビットコインに対して何なのかを、挑発的にこう表現する。

「ステーブルコインは“確定損失コイン”だ。ビットコインに対して価値が下がるものによって“安定”を得ている」

ただし、例えばナイジェリアのように自国通貨の価値下落が激しい国では、米ドル建てが「良く見える」ため、まずステーブルコインが使われるのは自然だという。

だが、使ううちに、ステーブルコインがビットコインに対して相対的に価値を失うことが見え、移動が起きる、という見立てを示す。


現場のサーキュラーエコノミー:理論ではなく“目で見る”採用

フランク・コルヴァ氏

フランクは、ケニア・ナイロビのKibera(アフリビットの取り組み)を現地で見た経験を語る。

銀行口座を開けない人々が多く、現金は盗難リスクがある。

さらに「Tando」というアプリが、ビットコインで支払いを行い、(現地の)デジタルマネーシステムに決済される形を可能にしている、と説明する。

難民はデジタルIDが取得できず従来システムを使えないが、ビットコインによって接続できる側面がある、という。

また南アフリカのタウンシップで2022年以降ビットコインが使われている事例にも触れ、価値保存と交換手段としての利用が生活の変化につながっていると述べる。


米国の採用:Block端末、そして「de minimis」税制

Blockの端末は“触点”になる:使わなくても「考えるきっかけ」になる

キャシーは、ビットコインだけでなくAIにも注力していると述べる。

一方で、Lightningが以前想定したほどの速度で普及しなかった時期があったことにも触れつつ、今後の進展に関心を示す。

フランクは、端末が「まず触点(touch point)」になり、人々が“支払う選択肢”として意識するだけでも正規化(normalization)につながると語る。


「de minimis(少額免税)」が心理を変える

フランクは、少額決済でのキャピタルゲイン課税への懸念が、支払いの心理的ハードルになっていると述べる。

もしこの障壁が取り除かれれば、人々が実際に“使う体験”を得やすくなり、心理が変わる可能性があるという。

また、彼はホワイトハウスの記者会見で「de minimis」を質問した経験に触れ、政権内で検討されている旨の話を述べている。

加えて、Blockが「de minimis推進」のページを持っていると話し、ショーノートに入れられるとよい、と発言している。


開発者保護とプライバシー:Samourai/Tornado Cashをめぐって

フランクは、2026に向けて「de minimis」だけでなく、開発者保護とプライバシー技術が同程度に重要だと強調する。

Clarityの草案にある開発者保護の文言を維持する必要があり、Samouraiのような件が繰り返されないことが重要だという。

また、Tornado CashやSamouraiの件を取材した経験に触れ、

「ノンカストディアル技術の開発者を狙わず、悪用する者を狙うべき」という趣旨のメモ(副司法長官トッド・ブランチのメモ)に言及し、その実効性を注視していると述べる。


ビットコインは「プリスティン・コラテラル」へ:マイナーと信用市場

ローリー・マレー氏

ローリーは、ビットコインが「プリスティン・コラテラル(汚れのない担保)」として採用される流れが非常に興味深いと語る。

決済ユースケースに注目が集まる一方で、現時点では担保としての採用曲線が強い、という見方を示す。

CleanSparkの例として、月に500〜600BTC程度をマイニングする状況を引き合いに、

農作物のように生産サイクルがあるビジネスでは、先物等の市場が“リスク管理”のために存在してきた、と説明する。

同様に、ビットコインでも、供給(生産)を継続できる立場が市場に流動性を提供し得る、という話を展開する。


ジェフ・ブース氏

ジェフは、ビットコインを「勝者総取りの単一技術」として見る視点の限界を指摘し、層として機能が重なっていく“プロトコル”として捉えるべきだと語る。

その見方に立つと、Lightning、Ark、Spark、Liquidなどの層が発展し、相互運用し、他者の成果を組み込んで加速できる、という。


マイニングとエネルギー:AI/HPCシフトと分散

参加者は、2026に向けて、AI/HPCへのシフトがマイニング領域に影響し、ハッシュレートの分散が進む可能性に触れる。

ジェフは、マイニングは自由市場の競争であり、エネルギーコストと計算資源の競争がグローバルに進むことで、単純な集中は起きにくいという趣旨を述べる。

またフランクは、Gridlessの例や、家庭内でのマイニング(暖房としての利用)などに触れ、技術が進めば一般の人にもアクセスしやすくなる可能性があると述べる。


スピーカー別、2026年への大胆予想



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Koji Higashi
·
September 4, 2023
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