Diamond Hands Magazine、水曜日のビットコインニュースまとめです。
みなさん、こんにちは。暑さが落ち着いて外で過ごしやすくなり、スポーツやアウトドアを楽しめる季節ですね!
さて、日本で今までビットコインに縁のなかった多くの人が気軽にビットコインに触れる機会ができたのは嬉しいですね。メルカリのサービスで100万人以上がビットコイン口座を利用したり、少しずつNostrを使って投稿にZapでSatsを送り合う人が増えたり、今まで興味なかった人も難しいことを意識せずにビットコインを手にするチャンスができたのは素晴らしいと思います!
重要リンク集💎🙌
Diamond Hands Wiki (ライトニングやルーティングに関するリソース集)
Lost in Bitcoin(ビットコイン学習リソース集)
DH Magazine Proへの招待
月7ドルでDH Magazine Proに参加して、日本国内のビットコイン普及活動を最前線で楽しみつつ、Diamond Handsの活動を支援しよう!
ビットコイン関連イベント
年々、ビットコインのイベントが増えています。以前にリストしたほか、9月はチェコ共和国のプラハにてPoW Summit 2023がありましたし、今週はイタリアでフルグルベンチャーズ主催の The Build the Builders summit が開催中。10月28日には国内でつくば&柏の葉合同ビットコインMeetup があります。
11月は、ついに日本初のNostrとビットコインイベント同時開催ですね!参加ご希望の方は、リンク先からぜひ登録してください。Nostrアカウントの作り方
11月のイベント
NOSTRASIA、11月1-3日、東京、渋谷(オンライン参加も可)
BITCOIN NIGHT、11月2-3日夜、東京、渋谷~ビットコイン研究所、あたらしい経済、Diamond Hands 共催イベントです!
BTCPAY DAY、11月4日、東京、渋谷
ADOPTING BITCOIN 2023、11月7-9日、エルサルバドル
NORTH AMERICAN BLOCKCHAIN SUMMIT、11月15-17日、米国テキサス
バイナンスUS、米ドル出金停止
バイナンスUSは、10月16日から米ドルの引き出しを停止しました。顧客に配信されたメールによると、ユーザーウォレットのドル預金はFDIC保険*の保護対象外になり、顧客が口座にある米ドル資産を引き出すには、ステーブルコインあるいはクリプト資産に変換して出金する必要があるそうです。
影響は米国の顧客に限定されますが、バイナンスUSは厳しい状況が続いていますね。なお、バイナンスは先月ユーロ決済のパートナーも失っており、まだ代わりのパートナーは見つかっていない状況です。
*FDIC保険:米国の金融機関が破綻した場合に一定額の預金等を保護する米連邦預金保険公社(FDIC)による預金保険制度
https://www.coindesk.com/policy/2023/10/17/binanceus-halts-direct-dollar-withdrawals
Cointelegraph社による現物ビットコインETF承認「誤報」で価格スパイク
10月16日、Cointelegraphの担当者がテレグラムの情報を元に、BlackRock社の現物ビットコインETF承認決定という嘘の情報をXに配信してしまいました。誤報では?と指摘を受けて、すぐ「REPORTEDLY」(伝えられるところでは)という言葉をXで追加しましたが、数時間後にこのポストは削除されました。
この誤ったニュースはあっという間にネットで広がって市場に影響し、一瞬 $30,000 までビットコイン価格がスパイクして約10%の上昇を記録。他の情報筋によってすぐに「誤報」だと判明しましたが、これだけ価格が動いたことで、現物ETF承認への関心の高さが目立ちました。
特に、SECが大手資産運用会社グレースケールの現物ビットコインETF申請を却下したことは無効だと結論づけたワシントンでの裁判に対して、SECが控訴しないと決定したという先週のニュースを受け、「承認される確率は90%、後は時期の問題」という投資関係者も増えています。
Cointelegraph社は会見で「できるだけ早く情報を出さなければいけない社会的プレッシャーが引き起こした問題」と述べており、誤報が市場に影響を与えた責任の重さを十分に認識していない印象を受けました。(前からという話もありますが)ニュースソースとしての信頼性を大きく損ったのは残念です。
参照記事:現物ビットコインETF承認の「誤報」でビットコイン一時急騰(あたらしい経済)
BitVM:Compute Anything on Bitcoin
10月9日に Zerosync の共同創業者 Robin Linus 氏が、BitVM: Compute Anything on Bitcoin を発表しました。ビットコインのホワイトペーパーと同じ様式で、8ページのホワイトペーパーです。
ここではBitVMの基本的なアイディアを簡単に紹介します。
BitVMは、ネットワークのコンセンサスルールを変更することなく(フォーク不要で)ビットコインのスマートコントラクト機能の強化を目指す。
このシステムは不正証明とチャレンジ・レスポンス・プロトコルを活用し、計算可能なあらゆる関数をビットコイン上で検証可能にする。
オンチェーン上に影響するのは不正証明を行うときだけであり、他の計算はオフチェーンで行われるため、ビットコインネットワークへの負担は最小限。(ただし、現在は証明を2者間のみでしかできない設計)
将来的には、ゲーム、スマートコントラクトの有効性証明の検証、他のチェーンへのビットコインの橋渡し、予測市場の構築、新しいスマートコントラクト操作のエミュレートなどを行える可能性が考えられる。
Linus氏は「まだ完全な設計ではないので、今後より多くの開発者からインプットを得ることで将来の実用化に役立つだろう」と述べています。
参照記事:ビットコインのスマートコントラクトを強化する提案「BitVM」とは?(10月12日、コインポスト)
https://www.theblock.co/post/255683/bitvm-bitcoin-smart-contracts
Block社のBitKeyベータ版とマイニング開発キット
Block社は「ビットコイン資産に対するユーザーの自主性が最も重要である」という考えに基づき、ビットコインのセキュリティと自己管理に焦点を当ててハードウェアウォレット BitKey を開発中です。
現在、ベータ版テスターに BitKey が届き始めました。テスターがコンパクトな6角形のデバイスの写真を紹介して明らかになりました。なお、製品版の発売日や正式価格、詳細な機能などについては未公開です。
さらに、Block社はマイニング開発キット(Mining Development Kit)のプロトタイプを公開しました。特徴として、分散コントローラ設計、高精度な負荷制御、広い動作範囲、オンチップ温度監視機能、およびパーツをリユースしやすい製品デザインが挙げられていました。こちらの製品化は来年の予定です。
ビットコイナーのための LNCal.com
オープンソースのスケジュールサービス、Cal.com がAlbyと提携してライトニング支払いに対応したというニュースがありました。
これとは別に、ビットコイナーが作ったスケジュールサービス LNCal.com があります。(Cal.comとは関係ない独立したサービスとのこと)現在は英語版のみですが、ログインもライトニングで可能になっているので、興味のある方はチェックしてみてください。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。❤️あるいは記事の感想などコメントをいただけたら励みになります。LNチップなら嬉しさ倍増です:katebtc@getalby.com(LNアドレスで、メルアドとしては使えません)
では、次回もよろしくお願いします!