Diamond Hands Magazine、水曜日のビットコインニュースまとめです。
こんにちは。卒業や異動、別れと出会いのシーズンですが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?ビットコインは半減期まで約1か月となり、値動きも激しいですね。
さて、前回のニュースレターでいくつかイベントが抜けていましたので、こちらで紹介させていただきます。3月14-15日のテキサス州で開かれたイベントには日本からも参加がありました!
Bitcoin Takeover 2024:3月13-15日、米国テキサス州、オースティン
Bitcoin Investor Day:3月22日、米国ニューヨーク、NYC
Bitcoin Policy Summit 2024:4月9日、米国ワシントンDC
では、本題に移ります。
(バナー画像引用元:https://www.instagram.com/iamdrviolet/p/C4c7jEnSVu8/)
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ほぼ全ての通貨でBTC史上最高額を更新
3月14日(米国時間)にビットコインは $73,780 の値を付けて史上最高額 (ATH)を更新しました。*報道される最高額は各取引所データによって若干異なります。
今回のビットコイン価格上昇でほぼ全ての通貨でATHをつけましたが、メキシコペソとブラジルレアルは米ドルに対して強く、3月10日時点のデータではまだビットコインの前回ATHを更新していませんでした。
なお、インフレーション調整分を考慮すると、実際のATHは78,000~79,000ドルになるので、前回のATHはまだ超えてない、まだ実はベアマーケットだという意見もあります。
MicroStrategy VS BlackRock
米MicroStrategyは、ビットコインの追加購入のために転換社債を発行し、最大6億ドル(約890億円)の調達を目指すようです。同社は、調達した資金によって、先日12,000 BTCを獲得しました(出典)。
BlackRockも負けていません。3月12日には1日だけでスポットETFのIBITに約8.5億ドル(約1250億円)の資金が流入しました。
両社のビットコイン保有数増加を比較しますと、3月8日時点の情報では、MicroStgrategyが42ヶ月間で193,000 BTCを得たのに対し、BlackRockはたったの2ヶ月で198,000 BTCを買い集めました。
Bitcoin Treasuriesの3月16日の情報では、両社の保有数はMicroStgrategy は205,000 BTC、BlackRockは228,613 BTCと、さらに増加しています。
しかしながら、現在も保有量が最も多いのはGrayscale社で、380,240 BTCと報告されています。
インド暗号通貨投資サービス、米国BTCスポットETFを機関投資家に提供開始
Y -Combinatorが支援するグローバル暗号投資プラットフォームのMudrexは、インドの機関投資家向けに米国ビットコインスポットETFの提供開始を発表しました。
ここ数か月の顧客からの要望に応えて、Mudrexのプラットフォームでは、最低5,000ドル、最高250,000ドルの範囲でビットコインスポットETFへの投資が可能になります。この限度額は、インド人の海外投資の規制LRSに従っています。
まずは、BlackRock、Fidelity、Franklin Templeton、VanEckの4つのスポットETFが上場される予定です。
https://www.coindeskjapan.com/223197/
6ヶ月以内にBTC供給不足か?
3月13日に、コインチェックが大口OTC取引サービス(50 BTC以上の取引)の停止を発表しました。それに続いて、米国では14日ZeroHedgeが、ビットコインがあと6ヶ月でETFへの需要に追い付かなくなる「流動性危機」に陥るのではないかと伝えています。
オンチェーン分析プラットフォームCryptoQuantの創設者兼CEOであるKi Young Ju氏は、3月11日のXの投稿で、6ヶ月以内にBTC供給が限界に達することを予測しました。
彼は、ビットコインETFが勢いを増す中で、機関投資家のポートフォリオに割り当てるビットコイン需要はまだ始まったばかりであり、今後この傾向が続くならば、需要に見合う分のBTCが入手困難になる可能性もあると述べています。
英裁判所、クレイグ・ライト氏は「サトシナカモトではない」と認定
3月14日、ビットコインコミュニティを代表するCrypto Open Patent Alliance (COPA)がクレイグ・ライト(Craig Wright)氏に対して起こしたロンドンでの裁判で、ライト氏が何年にもわたって嘘をつき続けた圧倒的な証拠があるとして、ついにCOPAが勝利を収めました。
オーストラリアのコンピュータ科学者クレイグ・ライト氏は、2016年5月に自分がビットコインの発明者、サトシナカモトであり、ビットコインホワイトペーパーの著者であると名乗り出て(出典)、Bitcoin Satoshi Vision (BSV)が本物のビットコインだと主張していました。
それ以来、彼に反論したビットコイナーや13人のコアデベロッパー、およびBlockstream、Coinbaseなどの企業を、クレイグ・ライト氏は嫌がらせのように裁判で訴え続け、数年にわたってビットコインの発展を阻害してきました。
この裁判によって、ようやく法的にライト氏が「サトシナカモトではない」と認定されました。しかし、彼が懲りずに誰かを訴え続ける可能性もあると言われています。
なお、この裁判でCOPA側をサポートするための資料として、ビットコイン初期開発者のMartti Malmi氏はサトシナカモトとやり取りした260通の未公開EメールをGithubに公開し、サトシナカモトの当時の思想に改めて注目が集まりました。
参考:クレイグ・ライトがサトシナカモトではない12の理由(@katakoto氏翻訳)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e48a6054cb86dc19eb6661d678cc3bfcd89af82
ビットコイン先進国のエルサルバドル
ブケレ大統領は、2022年11月17日から今日も1日1ビットコインを買い続けています。3月14日にはコールドストレージのビットコインアドレスを公開しました。
先日は議会投票で、海外送金および国際投資による所得税を30%から0%にすることも決定しました。
エルサルバドルではさらに、小学生からお金とビットコインの勉強を取り入れるため、LittleHodler作者の@LinaSeicheさんも参加して教材作成が始まったそうです。子供たちが学校で、かわいいコミックの絵を見ながらビットコインを学べるようになるなんて、羨ましいですね。
現地で現在利用されている中高生向きのビットコイン教科書、Mi Primer Bitcoin(My First Bitcoin)は今後21か国語に翻訳が拡大される予定とのことです。
FTX元CEO, SBFに懲役40-50年の可能性
FTXが破産を宣言した2022年11月、創業者であるサム・バンクマン=フリード(SBF)は、破産後の評判を回復するために「悪いアイデア」のリストを考案していました。
そのアイデアの中には、破産弁護士を攻撃すること、ライバルのバイナンスを標的にすること、そして "ウォーク・アジェンダ "に対して "共和党員であることをカミングアウトする "ためにFOXニュースのインタビューを受けることなどが含まれていました。
破産弁護士を攻撃するなど、いくつかのアイデアは実現しましたが、タッカー・カールソンの番組はキャンセルされたため、FOXニュースへの出演はありませんでした。
このリストはSBFの詐欺罪の判決覚書で明らかになったもので、検察側は40~50年の量刑および約110億ドルの罰金を求めています。SBFの弁護側はもっと短い6~7年の刑期を主張しています。
アブダビにて大型ビットコインカンファレンス開催決定
中東で大型イベントを中心的に主催するADNECグループが、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビで12月9-10日にBitcoin MENA Conference 2024を開催することを決定しました。MENAとはMiddle East and North Africaの略で、中東および北アフリカ地域を指します。
このイベントは中東におけるビットコインの大きなマイルストーンになるだろうと報道されています。
ドバイの暗号取引所Bybitは、同社のサービスを利用する機関投資家が2023年にビットコインの割り当てをほぼ倍増させたと述べています。ビットコイン現物ETFの登場によって、湾岸諸国の政府系ファンドや機関投資家は、ビットコインを含むポートフォリオを拡大する見通しです。
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