Bitcoin、4回目の半減期を迎える／IMFがBitcoinのクロスボーダーフローに関するレポートを発表
Diamond Hands Magazine Vol.150
th_satです。
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それでは、早速直近2週間のトピックを紹介したいと思います。
1. 規制関連の動向
IMF、Bitcoinクロスボーダーフローに関するレポートで、資本フローの制限を回避するインセンティブとの相関に言及（出典）
IMFが、Bitcoinのクロスボーダーフローに関するレポートを発表しています。
3つの相補的なデータセットを使用して、世界的なBictoin取引と大規模なクロスボーダーフローの包括的な全体像を捉えたものです。
Bitcoinのクロスボーダーフローの規模は、特に資本の流れが小さい国において、GDPに比べてかなり大きいとのこと
Bictoinのクロスボーダーフローのオンチェーンとオフチェーンの違いとして、次の３点を指摘しています。
クロスボーダーフローにおいて、オンチェーン取引は、平均してオフチェーン取引よりもかなり規模が大きい
オフチェーンデータは、パラレルレートプレミアムのBitcoinベースの測定値の増加が流出の増加に関連している
Bitcoinが資本フロー制限の回避を容易にすることを示唆している最近の一連の研究とも一致
これらを踏まえ、「Bitcoinのオフチェーンでのクロスボーダーフローは、資本フローの制限を回避するインセンティブと相関しているようだ」との見方を示して結んでいます。
「リスク資産からの回避につれてBitcoin市場通じた活動が増えている」とし、リスク回避資産として扱っていることが伺えるという見方もされているようです。
トピックリスト
4/9にWashington, D.C.で開催された「Bitcoin Policy Summit」（プログラム）の動画（出典）
米財務省の副長官、テロリストグループがこの数年暗号通貨を利用しようとしているとして、暗号通貨に結びついた不正金融と戦うために「必要なツール」を政府に提供するための行動を議会に求める（出典）
香港でスポット型Bitcoin ETFの承認が予想より早まるとの見方（出典）
香港SFCから三社がBitcoinETF立ち上げの条件付き承認を得たとする、Reuters報道（出典）
ノルウェー、データセンターにデータ報告義務を課す法案を可決。マイニングに費やされるエネルギー使用を規制する狙い（出典）
英国政府、暗号資産の交換・カストディに関する法案を6-7月に提出予定（出典）
2.ビジネス関連の動向
Bitcoin、4回目の半減期を迎える（出典）
2024年4月20日、Bitcoinは4回目の半減期であるBlock 840,000 を迎え、ブロックリワードは3.125BTCとなりました（出典）
1回目の半減期：2012年11月28日（50BTCが25BTCに）
2回目の半減期：2016年7月9日（25BTCが12.5BTCに）
3回目の半減期：2020年5月11日（12.5BTCが6.25BTCに）
（今回）4回目の半減期：2024年4月20日（6.25BTCが3.125BTCに）（出典）
Bitcoin 4回目の半減期についてのレポートによれば、半減は21万ブロックごとに行われ、今回の後、さらに30回ほどの半減が想定されています（出典）。
約4年ごとに行われる発行量の減少が、Bitcoinの透明かつ予測可能な通貨政策のバックボーンであり、Bitcoinを証明可能な希少資産にしています。
Bitcoin Coreで半減を強制するコードは、C++で書かれた7行のコードで構成されています。
次の半減期まで1,458日ほどと見込まれています（出典）。
なお、今後残された半減タイミングは29回のみとされています（出典）。
Core Scientific、半減期以降の環境に備えテキサスのデータセンターを拡張（出典）
Core Scientificが、米テキサス州デントンのデータセンターを72メガワット拡張するプロジェクトの開始を発表しました。
Core Scientificは、745メガワットの運用インフラに加え、テキサス州の2つのデータセンターに372メガワットの部分建設インフラを所有しているとされます。
今回の増強により、デントンのデータセンターの運用インフラは合計197メガワットとなり、同社が所有するインフラは合計817メガワットに増加します。
「採掘機の効率とハッシュレートの生産性を重視しながら採掘能力を拡大することで、半減期以降の環境でも成功できる体制を維持できる」と述べています。
トピックリスト
NFCとBitcoinPoSデバイスの組み合わせを使いマーチャントがLightning上でBitcoinを送受信するサービスを提供するBTCPayServerの記事（出典）
Kraken、セルフカストディアル・ウォレット「Kraken Wallet」を発表（出典）
BlackRockのiShares、Bitcoinのセキュリティや半減期に関する動画を発表（出典）
ドイツLBBW、取引所プラットフォームBitpandaとの提携を通じて暗号資産カストディサービスを提供へ（出典）
アフリカのBitcoinエコシステムマップ（出典）
Bitcoinオーナーの分布チャート（出典）
様子をみながら、少しずつ発信していければと思いますので、よろしくお願いします！