さて、 Bitcoin Tokyo 2024の裏話編②、今回はカンファレンス1日目の一番最初のセッション野口教授との「パラダイムシフトに直面する日本経済」についての自分の感想とちょっとした裏話などについて話します。
以下自分の記憶ベースでのトークの内容一部要約
円安は政府が主導して人為的に起こしたもので、生産性や国際的競争力の向上なしで、円建てでの企業の収益や、名目の株式価格が引き上げる効果が日本の経済を弱くしてしまった
結果として他の国が成長する中、日本の一人当たりのGDPは韓国や台湾などにも抜かれており、賃金も上昇していない。この大きな要因の一つがまさにこの円安問題である
円安/円高の方向性は最終的にはドルの金利などに左右されるが、円高傾向への反転がようやく始まった可能性がある
それに対して政府や企業にコントロールされず、供給量が一定に保たれているビットコインというコンセプトには今も期待している部分がある
しかしビットコインは決済手段としての普及はこの10年で進んでおらず、取引所や既存金融への依存などの方向性が強まってしまっている。ビットコインとは本来そういうものではなく、もっとピュアにP2Pな形で使われるべきであり、そういう方向性をもっと推し進めるべきではないか?
野口さんが他に注目しているのがドル建てステーブルコインの普及やCBDCがどうなるのか
野口教授のビットコインに関する先見の明
さて、このニュースレターを読んでいる人でも、野口さんとビットコインの関係性について知っている人はもうそこまで多くないかもしれません。
野口さんは2014年、国内でビットコインを理解している人がほとんどいなかったMt.Gox騒動の直後に、メディアからの質問に回答してビットコインの仕組みなどについて解説するポジションを果たしていました。
こちらの動画で話していたことの一部を抜粋したものが下記です。
今から考えると当たり前に感じる部分もあるかもしれないですが、日本人の99%がビットコインを理解してなかったどころか、ビットコインを詐欺だと思っていた時にこういう発信をしていたのはかなりすごいと思います。
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