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こんにちは!yutaro です。
さっそくですが「BTCインサイト」本日のトピックスはこちら:
アジアを静かに席巻するBitaxeクローンと、その背後にいる男の物語
暗号資産レンディングの全体像:CeFiとDeFiが交錯する36.5Bドル市場の現在地
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アジアを静かに席巻するBitaxeクローンと、その背後にいる男の物語
(※本記事は、Kristian Csepcsar氏によるX投稿をもとに要約・編集したものです)
深セン発、“静かな支配者”
中国・深センで活動する若きビットコイン起業家が、アジア市場においてBitaxeのクローンマイナーで静かに存在感を強めています。
彼の事業は趣味から始まりましたが、今や大規模なセルフマイニング・ホスティング・フルスケール製造まで手がける本格派へと進化。
2017年からビットコインに関わり、「マイニングを誰もが始められるようにしたい」との思いで立ち上げたプロジェクトLuckyMinerは、2023年末にスタート。
しかし2024年初頭には需要が爆発的に拡大し、数千台を販売するヒット商品となりました。
ライセンス違反の現実と、正直な答え
このクローン製品は、**Bitaxeのオープンソースライセンス(CERN-OHL-S-2.0)**に反して、改変内容を公開していないことが問題視されています。
私は本人に直接その理由を尋ねました。彼の返答はこうです:
アジアの小売市場ではオープンソースが重要視されておらず、Bitaxeブランドは浸透していない
複数のプロジェクトを抱える中で、ソースコードの公開は優先度が低い。時間が非常に限られているため
理想的とは言えない理由ですが、率直かつ現実的な回答として受け止められました。
正規Bitaxeとの棲み分け
なお、彼らはライセンスに完全準拠した正規のBitaxe製品も製造しています。ただしこちらはB2Bクライアント向けのみであり、小売市場にはLuckyMinerを直接販売しています。
さらに、Braiins製品のコピーも行っていることを本人が認めましたが、これについては「また別の機会に」とのこと。
今後の展開と課題
販売台数は増え続けており、Litecoin対応モデルの投入や新フォームファクター、さらなる生産体制の強化も計画中です。
しかし最大のボトルネックはチップの調達。
これは世界中の製造業者に共通する課題であり、「チップの確保こそが重要なテーマ」と本人も強調していました。
(※原文はコチラ)
オープンソースの光と影、その狭間で
僕は彼の行動を全面的に支持するわけではありません。
ライセンスの遵守は、オープンソースの持続可能性に関わる重大な問題だからです。
ただ、ビットコイナーとしてアジア市場の現実と、自らの信念を正直に語ったその姿勢には敬意を表明させてください。
みなさんはどう思われましたか?
暗号資産レンディングの全体像:CeFiとDeFiが交錯する36.5Bドル市場の現在地
(※本記事は、Galaxyに掲載されたZack Pokorny氏のレポート記事「The State of Crypto Lending」をもとに要約・編集したものです)
市場規模と主要動向:レンディングは復活の途上にある
暗号資産レンディング市場は2021年Q4に64.4Bドルでピークを記録し、現在は36.5Bドル(2024年Q4)へと回復中(▲43%)
CeFiトップ3(Tether, Galaxy, Ledn)は9.9Bドルのローンブック規模でCeFi市場の88%、全体の27%を占有
DeFiレンディングはQ4 2022の1.8BドルからQ4 2024には19.1Bドルへと急増(+959%)
CeFi vs. DeFi:二つのレンディング構造
「CeFi」の主な形態
OTC融資:機関投資家向けの個別契約
プライムブローカレッジ:ETF担保などを活用したトレーディング用途
オンチェーンプライベートクレジット:オンチェーン資金をオフチェーンで貸し出す
「DeFi」の主な形態
レンディングアプリ(例:Aave、Compound)
CDP型ステーブルコイン(例:DAI、GHO)
分散型取引所による信用取引
主要プレイヤーの変遷とCeFiの崩壊
Genesis, Celsius, BlockFi, Voyagerといった主要CeFiレンダーは2022〜2023年に破綻
CeFi市場は2022年の34.8Bドルから一時6.4Bドルまで縮小(▲82%)
現在は11.2Bドルまで回復(+73%)
DeFi復活の背景と支配力の増大
AaveやCompoundを中心としたDeFiは2024年末に過去最高の19.1Bドルへ拡大
DeFiは市場全体の借入残高の63%を占め、CeFiを上回る主要チャネルに
CDPステーブルコイン市場の推移
2022年1月の17.6Bドルをピークに、2025年3月時点で9.6Bドル(▲46%)
全ステーブルコイン市場に占める比率も10.3% → 4.1%へ低下
利用者の実像と資金用途
借り手の主な動機:
売却せずに資金調達(税制上の工夫)
トレードでのレバレッジ活用
ステーブルコインでの運転資金確保
貸し手のインセンティブ:
遊休資産での利回り獲得
DAOやファンドによる資金効率の最適化
技術とガバナンスのリスク
DeFiではスマートコントラクトの脆弱性とオラクル依存リスクが中心
CeFiでは資産負債管理の失敗、担保価値の急落、信用リスク評価の甘さが破綻の要因に
今後の展望:CeFi/DeFi両面での進化
CeFiの未来:
大手金融機関やプライムブローカーの参入により競争が激化し、資本コストが低下
SAB-121の撤回やETF担保の普及が参入障壁を下げる
DeFiの未来:
トークン化とユースケース拡張(担保、利回り、プログラマブル性)
中央集権的事業者の技術採用によるスケーリング
オンチェーンプライベートクレジット:
トレジャリーボンド、不動産、RWAなどオフチェーン資産との接続が拡大
BTCの借入需要は低く、金利は安定
オンチェーンでのBTC借入・貸出を考える際には、ネイティブBTCはイーサリアムのようなスマートコントラクト対応ブロックチェーンとは互換性がないという点が重要です。
そのため、イーサリアム上では、ネイティブBTCと紐付けられたERC-20準拠のステーブルコイン(例:WBTC)がオンチェーンのレンディング市場で使用されています。
ただし、WBTC(Wrapped Bitcoin)の借入金利は全体的に低水準で推移しており、借入需要が限られていることに加え、WBTCは主に担保として使われています。
(※原文はコチラ)
次に生き残るのは「理解して使う人?」
CeFiレンダーが次々と破綻した中で、AaveやCompoundといったDeFiアプリが機能し続け、むしろ市場シェアを拡大していた点は印象的でした。
今後はユーザーが改めて「どのように収益が生まれ、どのようなリスクがあるのか」を理解したうえで使えるかどうかが、次のサイクルを生き残る分岐点になっていくと感じました。
(※僕自身は“CeFi”や”DeFi”には否定的な立場です)
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ビジネスリソースを全部マイニングマシン製造に回して儲けたい、OSS準拠はコストかかるだけだから振り分けたくない、というだけだろう。アジア市場分析はどれだけ妥当なんだ?