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検閲耐性がないブロックチェーンが最終的にどういう末路を辿るか予想する。

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Koji Higashi
Oct 08, 2023
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検閲耐性がないブロックチェーンが最終的にどういう末路を辿るか予想する。
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実は自分最近Substackの支払い関係のことでちょっとしたトラブルに巻き込まれていました。



簡単に言えば、Substackが決済プロバイダーとして利用しているStripeは仮想通貨関連のコンテンツの販売を制限するポリシーを持っているようで、DH Magazine Pro版の支払い機能を停止します、というような通知がいきなり来たんですよね。


当然この突然のサービス提供拒否宣言、いわゆる検閲行為に対して自分はかなりムカついて、「だから最初から全部ライトニング決済に本当はしたいんだ」と思いつつも、サブスク機能が使えなくなるのは面倒なので抗議をしました。

クレーム内容としては、彼らの仮想通貨のポリシーはかなり曖昧で一貫性のないもので、海外の著名クリプトニュースレターも問題なくStripe決済を使っていること、また自分の連載しているコンテンツはエンターテイメントや教育であり、投資助言は全くしていない、というものです。結果として自分の抗議が認められ、最終的には問題なくサービスの継続利用を許可されました。



ただこれでめでたし、めでたしと喜ぶというよりは支払いを受け取るのにお伺いを立てなくてはいけないというのはビットコイナー的にはすごく気持ち悪いですし、また何かしらの理由でアカウントや決済手段が凍結されるリスクも改めて感じました。

また、検閲耐性というものについて改めて考える機会だなとも思ったので、今回はこの検閲耐性とブロックチェーンの存在意義みたいなトピックで以前からの言っていることの繰り返しになりますが、私見と今後の予想を改めて書いておきます。


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Koji Higashi
·
September 4, 2023
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目次

  1. 検閲耐性を軽視するブロックチェーンが圧倒的に増えている

  2. 検閲耐性がないブロックチェーンの末路

  3. 検閲耐性のないブロックチェーン上にレイヤー2を構築するのは無意味

  4. 検閲耐性のないレイヤー1チェーンのトークンは無価値になるか?

  5. レイヤー2プロトコルのトークンに意味はあるか?

  6. 検閲耐性の視点からレイヤー1やレイヤー2を考えるべき



検閲耐性を軽視するブロックチェーンが圧倒的に増えている

今回自分がStripeに喰らいそうになったサービス提供の拒否や検閲というのは普段はあまり問題になることはないのですが、特に悪いことはしていないはずなのにいきなりアカウントを凍結された、などの問題は決済関連のサービスだけではなく、TwitterやYoutubeなどでも度々話題にあがります。


アカウント凍結やサービス拒否などを食らったことがない限りは、この検閲耐性、つまり自分の好きなようにサービスを利用したり、好きなものを売買したりしても差別や制限を受けない、という性質は多くの人は価値を感じないと思います。

これはブロックチェーンの文脈でも似たようなものだと思っており、規制強化などでチェーンの利用に何かしらの強い制約がかかったり、違法な証券販売などの認定をされない限り、ブロックチェーンの検閲耐性というものは通常かなり軽視されますし、その傾向は年々強まっていました。

そんなものよりより安く速く、機能が多い、互換性があって、なんとかかんとかという新技術を導入していてUXが優れいるとか、そんなところに飛びつく人たちが多くなっていますよね。


ただし、自分は検閲耐性、もしくは政治やビジネスからの中立性というのがビットコインが実現している最も重要な性質の一つだと思っており、検閲耐性の軽視のつけというのをこれから払っていかなくてはいけないプロジェクトが多いと考えています。

検閲耐性がないブロックチェーンの末路



検閲耐性がない、もしくは実質集権化されているブロックチェーンは、冒頭の自分が体験したStripeの件のように、ユースケースやアクセスに何かしらの制限をつけざるを得ない状況に追いやられる末路を迎えます。


別に彼らも本来はサービス拒否などをしたいわけではないでしょうが、集権化されている限りある程度の規模に成長すると政治や法律からの要請で特定のトランザクションを拒否する義務のようなものに直面するからです。

例えば、企業が管理するチェーン上で北朝鮮が保有する可能性が高いアドレスへの送金があったら、おそらく今後そういう送金はプロトコルレベルで拒否するような変更を求められたり、本人確認をしないとそのチェーンは利用できないようにする、というような事態になることを自分は予想しています。


とはいえ、別に短期で検閲耐性のないチェーンがすぐに無価値になると言っているわけでは必ずしもありませんし、生き残るものや特定の領域もあるとは思います。

例えば、ゲームやNFTに特化したチェーンなどだと、重要視されているのは検閲耐性というよりは互換性、まあ要は別にデータベースでやってもいいんだけど、イーサリアムやPolygonなどとのチェーンと接続しやすいし、またNFTなどのトークンを他のコインと交換したり、取引所などで現金化しやすい、そういうオープンAPIスタンダード的な意味で集権化されたブロックチェーンにも一定の価値はあると言えるので、生き残るものがあることも否定はしません。

ただし、集権化されたブロックチェーンというのは自分にとってはStripeのようなサービス的な話でしかなく、限りなく自然物に近い、検閲耐性を実現しているプロトコルとしてのビットコインとは全く違う話ですし、Stripe2.0的な話であるWeb3.0に自分が興味がない理由です。


検閲耐性のないブロックチェーン上にレイヤー2を構築するのは無意味

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