先日Pafin代表の斎藤さんに、ビットコイン&仮想通貨の分離課税や、一部物議を醸し出していたいわゆる「証券化」などの議論についてインタビューしました。
斎藤さんはJCBAで税制改正議論の中心人物としても活動しており、この件について最も熟知している人間ですが、他のところではあまり突っ込まないポイントも含めて、中々深い議論をしているので、まだ見ていない人は是非見てみてください。
動画の内容を一部Twitterでも紹介しているので、そちらで読みたい人はこちらのスレッドもどうぞ
さて、というような話をしていたらちょうど昨日金商法への変更と分離課税に関してニュースが出ていましたね。
上記の議論を参考にした上でこの発表を見ると少しどういう内容か読み取りやすくなると思いますが、現状では金商法の一部になるが株などの有価証券とは別のカテゴリを作る、ということが明らかになっています。
また、発行主体がいるかどうか、公募するかどうかなどで法的な扱いも分けるということと、金商法移行によりインサイダー取引や風説の流布(価格煽りなど)を禁止したりすることが提案されているようです。
とはいえこれは大枠だけの話で、斎藤さんと議論していたような細かい内容や危惧している事態などについては正直どうなるか不明瞭で、自分では現状コメントのしようがない部分が多いです。
これは日本によくあるやり方で、法律だけでは詳細は明記されておらず、あとは「運用」で調整する、みたいなアプローチがとられることが多いです。
逆にいうとこの運用という名の曖昧な部分が多く、これ次第でこの法律が果たして適切なものかどうかという判断は変わってきてしまうので、まだ実態としてどうなるかよくわからない、という理解です。
その上で金商法に移行すること自体は、分離課税20%という減税が実現する可能性は高そうですが、その代償としておそらく様々な制約、トレードオフが発生することが考えられ、その意味では自分は必ずしもまだ楽観はしていないです。
さて、ここから先は法改正や分離課税などに関して現状の議論について自分がどう思っているか、ぶっちゃけたお気持ち的なものをPro読者向けに話しておきます。
斎藤さんとの議論でも色々深掘りして質問はさせてもらいましたが、それは正直お互い建前の部分もあり、実際自分が感じていることや懸念していること、表ではあまり言っていないことや言いづらいことも結構あります。
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