Diamond Hands Magazine、ライトニングネットワーク関連のニュースまとめです⚡
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重要リンク集💎🙌
Diamond Hands Wiki (ライトニングやルーティングに関するリソース集)
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ライトニングの取引数が過去2年間で1200%増加
Riverがライトニングに関するレポートを報告。リサーチアナリストであるウータース氏は、「'ライトニングを使っている人はいない'は古いジョークだ」とライトニング批判者たちを牽制。
キャパシティの52%を構成するノードオペレータからのデータに基づくと、2023年8月に最低でも約660万件のルーティングトランザクションが記録された。
これはK33 (旧 Arcane Research) が計測した2021年8月の50万3千件と比べて大幅な増加であり、過去2年間で約1212%成長したことになる。
660万件というトランザクションは最低の評価値であり、チャネル間取引やプライベートな取引は計測できない。
今年8月にはライトニング上で7820万ドルの取引が処理され、2021年8月の1210万ドルから546%増加している。ライトニングはビットコインのオンチェーン取引の少なくとも47%を処理しており、送金手段としての重要性が増している。
また、ライトニング取引の平均取引サイズは約4万4700サトシ(約11.84ドル)だった。これはオンチェーン支払いで実行しにくい少額決済を担っていることを示している。
ノンカストディアルウォレットとカストディアルウォレットの比率は1:8
2018年から2022年末までの間に、合計で5億3,093万ドルの資金調達をライトニング関連企業が行った。そのうち4.28億ドルは2022年に調達され、グローバルなVC資金調達が同年34%減少した中で、ライトニングの資金調達は顕著な成績を収めた。
今年8月のRiverノードにおけるライトニング決済の成功率は99.7%で、30万8000件の取引が行われた。失敗の主な理由は、送金を行うのに十分な流動性を持つルートが見つからない場合とノンカストディアルウォレットユーザーがオフラインの場合だった。
ライトニングの将来の成長で主要となるものは、取引所による採用数の増加、技術的なアップグレード、ビットコイン以外のビジネス分野でライトニングを採用すること。
この他にも業界のエコシステムをまとめた図やウォレット・ルーティングデータがまとめられています。かなり濃厚なレポートなので、興味のある方は全て見ることをオススメします↓
https://blog.river.com/the-lightning-network-in-2023/
Mutiny、ノーコイナーにSatsをプレゼントする機能を開発
https://blog.mutinywallet.com/mutiny-gifts/
Mutinyは、スマート オンボーディング機能Mutiny Giftsを開発。LNウォレットを持っていない友人などにSatsを贈ることができ、ビットコインにオンボーディングさせることができる。
QR コードをスキャンすると、Web上の Mutiny Wallet が読み込まれ、Satsを受け取ることができる。受け取らなかった場合などは、ギフトの取り消しも可能。
最大の特徴は、このプロセスに仲介者が存在せず、セルフカストディアルであること。Nostr Wallet Connect を使用することで実現している。
ギフトを贈るQRコードを作成するにはMutinyの有料サブスクに加入する必要がある。
LND 最新バージョンがリリース
LNDが最新バージョン0.17.0ベータ版リリースを発表。Simple Taproot Channelと呼ばれるTaprootの機能を利用したチャネルを実験的に実装。
これにより、チャネル開閉のトランザクションと通常のトランザクションの区別がつかなくなり、プライバシーが強化される。また、チャネルクローズする際の手数料コストが削減される。
モバイル用のライトクライアントNeutrinoのブロック同期時間も大幅に短縮。また、ウォッチタワーのメモリ使用量を削減し、ウォッチタワーの信頼性とリソースの最適化も向上させた。
Simple Taproot Channelに関する詳細な解説は、安土さんがブログにまとめてくれています。 Part1, Part2
その他のトピック⚡
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