「リンクを踏むだけでSatsがもらえる」ライトニングリンクのプロトタイプ公開と使い方解説

以前から開発していたライトニングを使ったサービスのプロトタイプをとうとう公開しました！すでにDiamond Handsのテレグラムグループなどで公開して、一部のユーザーには使ってもらっています。

このライトニングリンク（仮）のコンセプトとしては、「リンクを踏むだけでSatsがもらえる」といったもので、アフィリエイトリンクとライトニングを組み合わせたようコンセプトです。この記事で仕組みと始め方を解説するので、是非試してみてプロダクト改善のために色々フィードバックをください。そして地味にStack Satsしてくださいw

なお、Diamond Hands Pro読者者向けには特別ボーナス含めて、ライトニングリンクをさらに簡単に始められる方法を実験してみようと思うので、次の記事で詳しく解説します。

ライトニングリンクの仕組み

bit.lyのようなリンク短縮サービスのような形で、特定のURLをライトニングリンク化して、そのリンクを踏んだユーザーに少額のSatsが配られる、といった仕組みです。

似たようなものとして、リンクを踏むことでSatsがもらえるLNURL-withdrawというものがありますが、ライトニングリンクでは固定のリンクを使い回すことができるのでSNSなどの公開プラットフォームで共有できることと、短縮化リンクサービスのような形で、「特定のサイトを見ることでSatsがもらえる」と言った広告要素を組み合わせることが特徴です。

ちなみにこのような仕組みは通常ボットを使ってリンクを無限に踏みまくったりするスパム問題が悩ましいのですが、ライトニング上のチャネルを持っていないと報酬を受け取れいない仕組みにすることでスパム問題を軽減しているのが一つの工夫ポイントです。チャネルを開くにはオンチェーンコストがかかるので、これはPoWの一種だと捉えることもできます。

また、ライトニングリンクはテキストベースなので色んなサービスに組み込みやすいという特徴があります。例えば単純なアフィリエイトリンク的なものだけでなく、Google Formにも組み込めるので、アンケートに答えたらSatsがもらえる、みたいなスキームに簡単に応用することができます。（次の記事でこういう具体的なユースケースの提案と実験もやってみます）

ライトニングリンクで実際にSatsを受け取る方法解説

まずは以下のフォームからクローズドテスト中のDiamond Walletのテスター登録をしてください。

テスター登録フォーム

こちらのフォームからOSやメールアドレスなどの必要情報を記入してもらえれば、こちらでマニュアルでテスターを追加します。

なお、すでに150人ほどテスター登録申請してくれていますが、その人たちはテスター追加済みです。

テスターに登録されたら以下のリンクからアプリをインストールしてください。（テスター登録が完了していないと、アプリは表示されません）

iOS(Testflight)
https://testflight.apple.com/join/Kjbu5pII

Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=technology.diamondhands.wallet

無事にテスター登録が完了してアプリをインストールできたら、ウォレットのセットアップをしましょう。

（もしここでつまづいた人がいたら、DHのテレグラムなどで教えてください。フォローします）

ウォレットを「新規作成」して、パスフレーズをメモっておき、ウォレットのトップ画面に行きます。ここら辺は他のウォレットと同じいつものパターンです。

この後、まずはライトニング上でチャネルを作成する必要があります。

ライトニングリンクでSats報酬を受け取るのにはウォレット上でチャネルを持っている必要があるので、チャネルを先に開設しないとエラーが出るのでご注意を。

また、現状Diamond Wallet上でチャネルを開設するには、Wallet of SatoshiやPhoenixなどの別のライトニング対応ウォレットから送金する必要があるので、少し面倒ですがその他のLNウォレットをまず先に準備してください。

もし他のウォレットを使ったことがない人がいたら、DHのテレグラムグループで気軽に質問してください。

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その他のウォレットの準備が完了したら、Diamond Walletの「受信」ボタンを押して受信画面に行き、一定金額以上のInvoiceを生成します。ここでライトニングとチャネルの仕組み上小さすぎるとエラーが出るので注意。チャネル開設には現状手数料として2500Satsかかります。

また、3000Satsなど小さい金額だとエラーが出るような報告もきているので、チュートリアルの例では少し余裕を持った1万SatsのInvoiceを作成して、外部のウォレットから送金しています。

送金が完了すると着金画面が出てきます。

これが裏では実はオンチェーントランザクションを生成してライトニングチャネルを開設してくれているんですが、詳細は一旦省きます。

というわけでこれにてようやく準備が完了しました。おめでとうございます。ちょっと面倒だったかもしれないですが、ここまでやれば後は一つのチャネルで複数のライトニングリンクを踏むことができるので難しいことはありません。

ライトニングリンクを早速使ってみよう

後はお待ちかねのライトニングリンクをいくつか踏んで、そのページをウォレット上で見るだけで実際にSatsを受け取ることができます。

まず一番ベーシックな例として以下のリンクをモバイルのChromeブラウザ上で踏んでみてください。現状ではデスクトップブラウザには対応していないので、モバイル上で踏むのが重要です。

https://ads.diamondhands.technology/c/bento

こういう画面が出てくるので、緑のボタンを踏んで、Diamond Walletを起動します。

そうすると遷移先のページがウォレット上で表示されます。また左上に送金のステータスを示すテキストも表示されます。これは裏送金を受け取る条件が揃っているか、すでに送金を受け取っていないか、などのチェックをしています。

問題がなければウェブサイトを閲覧していると10〜30秒くらいでSatsがウォレット上に自動的に着金します。上記のリンクだと閲覧者ごとに20Satsが配られるようになっています。

というわけで以上です！一度チャネルの設定さえ完了すれば残りは簡単だと思います。

この例では、ココロータスの決済対応店舗拡大の告知ページをライトニングリンク化していますが、こんな感じで自分がアピールしたいサイトやニュースを好きな金額のSatsを報酬として配れるようにすることで、宣伝になったり、より多くの人に拡散されるようになる、というのがプロダクトのコンセプトです。


ライトニングリンクは色んな応用方法が考えられるのですが、それについては次の記事でより細かく紹介、解説、別の報酬付きのライトニングリンクの公開などもするのでお楽しみに。

最後にもう一個おまけで別のライトニングリンクを貼っておくのでこちらも試してみてください。

Bitcoin Tokyo 2024のカンファレンスサイトをライトニングリンク化しています。報酬は20Satsです。是非Bitcoin Tokyo 2024にも参加してくださいw

https://ads.diamondhands.technology/c/btctokyo