企業向けビットコインセミナー開催/Ordinalsのポジティブな側面
Diamond Hands Magazine Vol.64
Diamond Hands Magazine、ライトニングネットワークニュースまとめです。今週はOrdinals、野球×ライトニングといったトピックを紹介していきます。
それでは早速どうぞ!
Diamond Handsコミュニティは国内外の関連企業から支援してもらっています。ありがとうございます!
重要リンク集💎🙌
Diamond Hands Wiki (ライトニングやルーティングに関するリソース集)
Lost in Bitcoin(ビットコイン学習リソース集)
DH主催企業向けビットコインセミナーを今月末に開催
3月30日(木)、Diamond Hands主催の企業向けビットコインセミナーをオンラインで開催します。
今回のオンラインセミナーでは、日本でビットコイン関連の事業に取り組む企業の中の人たちをお呼びし、ビットコインを利用した具体的なビジネス事例や世界の最新トレンドについて紹介、議論します。
企業向けの内容を意識していますが、単純にビットコインやライトニングのビジネストレンドや、国内で関連事業に取り組む企業の話を聞きたい個人や投資家などの参加も歓迎します。
注意点として、イベントの様子はアーカイブし一般公開する予定ですが、公開できない発表も一部あるので、ライブでの参加を推奨します。
オンラインセミナー発表内容
企業にとってのビットコインとライトニング - 東晃慈(Diamond Hands)
ビットコインマイニングの産業化と自然エネルギーの利用トレンド - 北嶋勇也(三井物産株式会社)
ライトニングネットワークとビジネスユースケース - 清水勇介(株式会社メルコイン)
▽イベントに関する詳細、参加申し込みはこちら
https://diamondhands.connpass.com/event/277199/
Ordinalsを利用しライトニングのオンボードを図る
Ordinals NFTを利用し、ライトニングのユーザー拡大に繋げようというポジティブな取り組みがあったので紹介します。魔法使いの絵が特徴の「Taproot Wizards」というOrdinalsコレクションです。
この魔法使いの絵は、10年前のReddit内で公開されたもので、ビットコインのマスコット的存在として人気になったようです。この絵をきっかけにRedditに多くの人を呼びつけたとか。今回のアート作成において、元絵の作者の方も関与しているそうです。
このプロジェクトを始めたきっかけは、Ordinalsの出現でビットコインへの関心を高める大きなチャンスになると踏んでのことのようです。(詳細はこちらの英語記事。)
実際Ordinalsを入手するために、「魔法学校に入学してビットコインを学ぼう」といった宣伝をしています。また、入手条件のひとつにLNウォレットの使用がありました。本来Ordinalsの入手にライトニングは必須ではありませんが、LNウォレットの使い方の解説がサイト内で書かれていました。


Ordinalsは、反対する声も強くあります。とはいえ、ソフトフォークしてまでOrdinalsを排除しようという流れには恐らくならない(なっても皆が歓迎しない)ので、コミュニティの意見はこのまま分かれたままになりそうです。
一時のブームとなって終わるのか、それともライトニング等へオンボーディングしていく促進剤となるのか、もしくは本当の無駄で終わるのか今後の動向に注目してます。
ちなみに、Taproot Wizardsの入手条件は下記の通りです。
LNウォレットをインストールする
Twitterのユーザーネームに絵文字🧙♂️をつける
#WizardShowerというハッシュタグをつけた魔法使いのコスプレツイートを投稿
soon
※条件は随時公開されていくそう
まさかのコスプレでズッコケてしまいました。しかし意外なことに、多くの海外ユーザーがコスプレ投稿していて驚きます(古参ビットコイナーが見たら耐えれない気がする…苦笑)
ビットコインを学べる真面目な授業も「Taproot Wizards」を通して行われるといいなと思いながら、こっそり観察していきます。
Umbrel App Storeが一般公開
これまでUmbrelで構築された自ノードからアクセスしないとApp Storeを閲覧できませんでしたが、下記URLからいつでも見られるようになりました。
カテゴリ別に分かれていたり、検索機能が使えたりと使い勝手も良さそうです。
ビットコイン推し野球チームを紹介
WBC(侍ジャパン)が最近話題なので、便乗して野球関係のトピックを紹介。
オーストラリアの野球チーム「Perth Heat」は、ライトニングを導入し下記のような取り組みを行おうとしています。
選手やスタッフの給料支払いはビットコインでも可
一部グッズ等のビットコイン支払いが可能
LN投げ銭で、お気に入りのプレーヤーを後押し “sats4stats”
盗塁や本塁打が決まった場合、Satsを視聴者に配布 “Steal Sats“
チームロゴやグッズ、公式サイトのあちこちにビットコインが見られ、かなり熱狂的なビットコイナー達が運営と関わっている気がします。野球好きな方はぜひチェックしてみてください。
ちなみに、この取り組みはBitrefillとWallet of Satoshi、IBEXが提携しており、手厚い技術面のサポートがされているようです。
そして、なんと偶然にも塩田裕一選手という日本人プレーヤーが所属していると聞きました。残念ながら受取QRコードが塩田選手にまだ対応しておらず、投げ銭できませんでしたがいずれリトライしたい…。
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Lightning Network データ定点観測⚡
キャパシティ: 5,416 BTC (+89 BTC)
チャネル数: 74,337 (-14)
ノード: 15,331 (+399)
【参考】 mempool