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あけましておめでとうございます〜。2023年始まりましたね。
中華圏のお正月は今年は1月の春節なので、元旦から特に日本のような厳かな雰囲気位はなくてみんな普通に遊びに行ったり、カフェで話したり、普通の休日って感じでした。
とはいえ、少なくとも日本人的な感覚としては、新年は一年の目標や動向を一歩引いて考えるいい機会です。
というわけでほぼ毎年恒例になっている年始のビットコイン&ライトニング関連の予想と去年の予想の答え合わせをやっていきます。去年は「クリプト」業界的には色々ネガティブなニュースが多かった年でしたが、果たして2023年はどんな年になりそうでしょうか
※元々こちらの記事は去年の答え合わせと、来年の予想をまとめて書こうと思ってたのですが、長くなりそうなので別々に公開します。23年の予想は近日Substackニュースレターで公開します。
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重要リンク集💎🙌
Diamond Hands Wiki (ライトニングやルーティングに関するリソース集)
Lost in Bitcoin(ビットコイン学習リソース集)
2022年ライトニング「大胆」予想の答え合わせ
もはや自分でも内容を全く覚えていなかったのですが、去年は普通に予想するというよりは、あえて「大胆に」一般的にはそれはないでしょ、と思われそうな際どいラインを狙って行ってましたね。
世界のトップ10現物取引所の過半数が年末までにライトニング入出金に対応する
これは残念ですが外れです。
Krakenが有言実行で今年ライトニング対応しましたが、結局トップ10の内ライトニングに現状対応しているのは、Bitfinex、OKEx、Krakenで3社だけです。やはりライトニング対応はすぐにお金になるものではないですし、システムの作り方次第では大きな改修が必要になるかもしれませんし、そういうこともあってか取引所対応は思ったよりは進んみませんでした。
ただし、予想には入ってなかったですが(別に大胆ではなかったので)、Cash Appがライトニングに対応したのはCoinbaseがライトニングに対応するよりある意味ではむしろ重要な展開と言えるかもしれません。
なにより去年の年初に「大胆」予想しておくべきだったのは、「FTXが倒産する」だったのですが、そんなことを予測出来た人は年初に多分誰もいなかったですね苦笑
アメリカのスターバックスでライトニング決済が始まる
残念ですが、これも外れ。
ちょっと惜しかったことがあるとすれば、今年前半のBicoin Conferenceにて、Strike社が米国最大規模のPoS事業者と提携してマックやウォルマートなどでライトニング決済が出来るようになる、という宣言をしたことですかね。
ただそれも結局去年中には現実化はしませんでしたし、内情はわかりませんが場合によっては今年中にも実現しないかもしれません。大きな企業との連携は時間がかかりますね。
これはStrikeだけではなく、自分も個人的に去年すごく感じたことの一つです。大規模な企業などの参入は業界全体で増えてきていますが、スピード感は前よりずっと落ちてきています。(のはちょっと悲しいんですが)日本の著名観光地スポットでライトニング決済が導入される
これも外れ!今の所全部ハズしてます…苦笑
2022年の後半から日本が本格的にコロナ制限を撤廃し開国するというのは予想通りで、インバウンドの一つの戦略として外国旅行客向けのライトニング決済、という個人的に期待しているシナリオは変わってはいません。
ただし、普及のスピードや多くの店舗や企業、地方自治体などの意思決定のゆっくりさを考えると、去年中に観光地でライトニング決済が導入される、というのはちょっと「大胆」過ぎた感じはあります。社会への期待がまだ高すぎました‥、反省します。
ちなみに、海外では上記のような動きが去年からボトムアップで起こり始めているので(ベトナムや中南米など)、日本は間に合いませんでしたが全体の動きとしては予想通りです。果たして今年は何かそういう動きが出てくるのか‥!?ライトニングルーティングで月の売上が1BTCを超えるところが出てくる
これは外部から正確なデータはとれないので判断が難しいですが、ルーティング報酬だけで1BTC以上を毎月稼いでいるところは多分まだないです。なのでこれも不正解。
とはいえ、自分たちも去年からSwapサービスを提供し始めたので、何となくどれくらいの金額がLoopみたいなサービスで動いているかは予想出来るのですが、Loopなども加えるならスワップなどから得られる手数料報酬は1〜最大数BTC分くらいにはなっている可能性はありそうです。
とはいえ元々の想定はルーティングのみでなのでこれは外れです。NBAのリーグパスがライトニングで買えるように
不正解。今の所何も当たってない!!!笑
ちなみにリーグパスの購入ではないのですが、今年の2月にHouston RocketsというNBAのチームがNYDIGと提携して、従業員の給与の一部をビットコインで受け取ることが出来るようにするサービスの提供は開始しました。その点では局地的には似たようなことはあったんですけどね〜。来年はこれは起きそうな気もしなくはないです。
全くどうでもいい話ですが、去年は自分NBAほとんど見れてないですね。なぜだろう。倦怠期なのか去年はあまりバスケに興味が持てませんでした。夏くらいから仕事頑張ってたからかな‥。はい、どうでもいい話でしたね。エルサルバドルのライトニング決済は進まない
これは正解と言って多分差し支えないでしょう、残念ですが、
エルサルバドルでは今年の11月にAdopting Bitcoinというカンファレンスがあってそれは盛り上がったようですが、現地に行った人たちの印象を総合すると一部の地区を除いてエルサルバドルでのビットコイン利用は広がってないですし、場合によってはむしろ後退している、という話も出ていました。
店舗決済などをじわじわ広げるのは簡単なことではないのでこの予想は難しくはなかったのですが、来年以降も含めて長い視点で考えるべきだと個人的には以前から考えています。Twitterのライトニング統合はしょぼい感じで終わる
これも正解です。これは予想は簡単でしたね。
Twitterは想定通りJackが離れた後はライトニングよりNFTなどの統合に力を入れているように見えますし、それどころかまさかのElon Muskに買収される方が大きなサプライズでした。ライトニング関係の進捗も特にないですし、Jackが離れた時点で今後もあまり期待してい方がいいでしょう。
同時にTwitter社としては決済に今後力を入れていく、という報道もあるようでもしかしたらそっちの方向性で何かしらまたライトニングの話が出てくる可能性はあります。が、Elon Muskは暗号通貨に関しては非常にアホキャラなのでDoge決済だ、とかまたどうでもくだらないDogeパンプをしたりする方がイメージがつくかも‥。Tidalがライトニングに対応してすごい金額が集まる
これもJack Dorsey系の話ですが不正解。Block社のCash Appはライトニングに対応しましたが、SquareやTidal(音楽アプリ)はまだライトニングに対応していません。
同時に去年Fountainというアプリが公開され、ポッドキャストを聞くとSatsが稼げたり、Podcasterに秒ごとに課金したり、ライトニングでチップを送れるサービスなどが出てきています。その点ではオーディオメディアとマイクロペイメントの組み合わせの事例も出ていますし、これは今年以降のライトニングのユースケースとして注目されていくかも、とはまだ思っています。
というわけで全体で見ると、一応「大胆」と言っていたのもありますが、外しまくってますね。まあ自分の予想なんてしょせんその程度のものでしょう笑
とは言えそれぞれ少しづつ補足はしたので、案外かすってた部分、少なくともなぜそういう予想をしたのか、などは何となくわかったんじゃないかと思います。ただ全体的にフライングしすぎというか、前倒して起きると想定して外していたことが多かったので、今年の予想はもう少しガチであてに行こうと思います。
では次回は今年の予想ということで、出来れば年始1月5日までに公開します。