Diamond Hands Magazine、ライトニングネットワーク関連のニュースまとめです。
アルゼンチンのビットコインコミュニティが、40 メートル程あるシンボルをイベントで作成したようです。参加者はオレンジ色の傘を持ってシンボルを形成、ビットコインへの支持と厳格な規制に対する平和的な抗議活動のしるしとして 500 人以上の人々が集まったそうです!
それでは、ライトニング関連のニュースをどうぞ⚡
Diamond Handsコミュニティは国内外の関連企業から支援してもらっています。ありがとうございます!
重要リンク集💎🙌
Diamond Hands Wiki (ライトニングやルーティングに関するリソース集)
Lost in Bitcoin(ビットコイン学習リソース集)
フィリピン、400社以上の中小企業がライトニング採用へ
フィリピンのビットコイン決済企業Pouch.phは、400社以上の中小企業をBTC決済受け入れ可能にさせると発表しました。Pouch.phは、ライトニング決済も用いることもできます。
受取手の店舗や企業は、銀行口座またはアカウントに、Pouch.phがビットコインをペソへと換金し、送金します。以前、bitflyerさんが提供していたbitWire SHOPというサービスの仕組みに近いと思います。(現在はサービス終了しています)
BTC Mapを見ると、ボラカイ島だけで270店舗、フィリピン全体で371店舗がビットコイン決済を現在受け入れており、アジア圏では飛び抜けて多いことが分かります。
現在、ボラカイ島は「ビットコインアイランド」と呼ばれ、エルサルバドルのビットコインビーチのような発展を遂げています。日本からも飛行機の直行便が飛ぶ人気リゾート地。
旅行がてら見学しに行ってみたいですね。
Strike、"Send Globally”機能にメキシコが追加
Strikeは、国際送金サービス「Send Globally」にメキシコが利用可能になったと発表し、話題になりました。メキシコは、アメリカからのクロスボーダー決済で最も大きな市場であり、2022年にはアメリカから過去最高である約600億ドルもの送金があったようです。
■関連リンク
メキシコへの郷里送金、過去最高の585億ドルに、米国からが95%超
このサービス拡大は、メキシコのRelampago社と提携したことで実現。メキシコは始まりに過ぎず、今後65 か国以上の30 億人の人々が「Send Globally」を利用できるように邁進していくとのこと。
Send Globallyは、送金するドルをBitcoinに変換しライトニングを介して送金、その後現地の銀行口座により現地通貨へと自動変換するサービス。ライトニングを使用するので、低手数料かつ即時支払いが可能になります。
Binance、ライトニングノードを立ち上げか
「Binance」とノード名が設定されたLNノードが確認されました。公式によるアナウンスはありませんが、Binanceである可能性は十分ありそうです。
ノード情報を見ると、KrakenやOKXといったLN対応の取引所とチャネル開設しています。チャネルサイズも大きい(Krakenに10BTC、OKXに5BTC)ことから、資金力のある事業者によるノードだと推測できます。もちろん、ノードの名前は誰でも自由につけられるため、間違いの可能性も当然あり得ます…。
ただ、Binanceは先日手数料の高騰を受け、ライトニングの採用を示唆していました。時期的に参入しても、何ら不思議ではありませんね。
Nostr、100 万Zapのマイルストーンを突破
Nostrユーザー間のZap(LN投げ銭)が合計100 万回を突破しました。
Nostrが注目された頃は、一過性のブームで終わるのでは?といった声もありましたが、下記のZap数の推移を見る限り、現在も右肩上がりで増えていっているようですね。
画像参考
https://nostr.band/note1a0tfjua3mdk3e5u2cd709nu9qszhzj8a2mnwp9xwyk2dymzujtmq56vcvv
Primal.netによると、ユーザー数は現在50万人。開発も順調に行われているようです。
つい先日も、ライトニングゲーム会社ZEBEDEEがNostrを活用したソーシャル新機能を発表されました。今年の11月には日本でカンファレンスが行われます。どのように成長していくのか楽しみです。
Wallet of SatoshiでLNアドレスが取得可能に
カストディアル型LNウォレットWoSで、LNアドレスが条件付きで取得できるようになりました。
自分も早速取得しました。下記アドレスのようなもので、メールを送る感覚でsatsをアドレス宛に送信できます。
sudachi@walletofsatohi.com
ウォレットを開き、「受信」→「カスタマイズ」を選択すれば、変更できます。ただし、誰でも変更できるわけではなく、下記条件を満たす必要があるようです。
1.ログイン
2.LNで50回送受信
13.オンチェーンで100万satsの送受信
ちなみに、WoSを用いたLN支払いがもうじき1千回を突破するようです。めでたい!
Raspberry Piの品不足が解消へ
ライトニングノード運営者、これからノード運用を始めたい方に朗報です。
半導体不足で入手困難になってていたラズパイですが、ついに品不足が解消されるようです。この発表により、Amazonでの販売価格も低下、現在ラズパイ4の8GBは最高値の半値15,000円まで値下がりしています。スイッチサイエンスでも入手可能になっているようです。
個人的にも予備のラズパイを持っていないので、仮にハードが壊れたときどう復旧させようかとビクビクしていたので、かなり嬉しいニュースです。
ラズパイによるノード運用は、色々と問題があるとは言われていますが、初心者向けとしては非常にオススメできると思っています。ぜひDH Wikiを参考に初めてみてください。
Lightning Terminal、チャネル開設時のUIをアップデート
Lightning Terminalのチャネル開設におけるUIがアップデートされました。地味に便利な機能だと思ったので紹介します。
チャネルを開設する際、他ノードが設定しているサイズや手数料に関する参考データが表示されるようになりました。
Lightning Terminalでは、ノードと連携すると、チャネル開設や手数料の自動化、Loop機能、流動性の売買など、ノード運用における一通りの機能を使用できます。ただチャネルの一括開通(バッチ処理)等細かいところが未対応なのが難点ですが…。
↓実際にチャネル開設している動画はこちら
https://twitter.com/MichaelLevin/status/1668993451029872640
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