ビットコインカンファレンスBTC Prague内のスピーチを紹介
チェコ共和国の首都であるプラハで、6月6日から8日にかけビットコインカンファレンス「BTC Prague」が開催されました。
今回は、メインステージで登壇されたスピーチをいくつか簡単に紹介します。全編見たくなったという方はYoutubeにあるアーカイブをご覧ください。
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ライトニング決済 VS オンチェーン決済 それぞれのメリットとデメリットは?
Giacomo Zucco - Ordinals Are Retarded
このスピーチでは、Ordinalsに対する批判的な主張とその根拠が述べられています。
satoshiに色をつけるというOrdinalsのアイデアは、「2012-13年には既に提案、議論・検討され、眠りについたもの」と過去の事例を出し、新規性が欠けていることを主張しています。
また、Ordinalsは監視や検閲などの悪用される可能性があることも、技術的な話を交えながら指摘。
スピーチの最後は、以下のように締めくくられました。
最も大切な提案は、ビットコインの歴史を研究することです。悪意のある行為者を特定し、真実を語り続けてください。再発明や表面的な変化に惑わされないでください。時間を割いて歴史を学ぶことは非常に興味深いです。
Michael Saylor - The Future of Bitcoin
マイクロストラテジー社のマイケルセーラー氏による講演スピーチです。
政府の政策やテクノロジー、そして労働の役割を通じて富が再分配されていく現代の経済状況を述べています。また、法定通貨の衰退と資産保護の重要性、そして従来の投資戦略の限界についても話しています。
セーラー氏は、政府の政策、テクノロジー、労働の3つの主要要素が経済における富の再分配に重要な役割を果たしていると主張。その中でも、政府の政策が最も力を持つ要素であり、個人の労働は比較的弱い要素であることを解説しました。
セーラー氏は、「最も重要なポイントは、政府がこの分野を変えていること、技術がこの分野を変えていること、そしてあなたがどれだけ頑張ろうとも、この世界で生き残りたいのであれば、政府の政策と技術を考慮に入れなければならないことです」と経済の変化や投資における重要な戦略を述べました。
また、従来の投資戦略に疑問を投げかけ、ほとんどの投資利益が通貨のインフレ率に追従しているに過ぎないと主張しています。他のアセットとビットコインの比較も行い、ビットコイン投資の重要性を語りかけました。
スライドを用いて説明を分かりやすく補完し、説得力を感じさせるスピーチでした。
Lea Petrášová - Vexl: The Fastest and Safest Onboarding Tool for Bitcoin
ビットコインを購入するための簡単で安全、かつプライベートなピア・ツー・ピアのプラットフォームVexlを発表しました。
Lea氏は、ビットコインを売買するための既存ソリューションは、セキュリティや使い勝手に欠け、幅広いユーザーがアクセスできないと主張。
それでは、理想的なソリューションの特徴とは何か?下記のように述べていました。
ピアツーピアであること、オープンソースであること、スケーラブルであること、プライバシーを尊重すること、デジタルの足跡を残さないこと、そして誰でもアクセスできること。また、プライバシーを維持し、KYCの必要性を回避することも重要。
そしてLea氏は、KYC不要で誰でも購入できるモバイルアプリVexlを発表。
Vexlはピアツーピアであり、プライバシーを尊重がされており、取引中の行動を保証するために、アプリ内で実世界のレピュテーション(評価)を活用すると述べました。