Diamond Hands Magazine、ライトニングニュースまとめ担当のごっつです。
先週は東北・北海道をガッツリ旅行していました。
外国人観光客がチラホラ見受けられたことが印象的で、インバウンド回復の兆しが垣間見れました。また全国旅行割の影響か、日本人観光客の賑わいも目立っており、感染対策はしているとはいえ、コロナ以前のような旅行を久々に味わえた気がします。(ミョウバン漬けされてないウニ初めて食べた。最高。)
一方、BTC/LN界隈では、エルサルバドルでカンファレンスが開催。こちらは練木さんが参加しており、現地の様子をツイートしてくれてます。また、Youtubeでも現地の様子が見れます。
FTX騒動で、ライトニングに直接的なダメージはなさそうですが、何かあれば引き続き発信していきます。
それでは、早速今週のニュースです。
Diamond Handsコミュニティは国内外の関連企業から支援してもらっています。ありがとうございます!
スポンサーには個別に情報共有やインプットをしたり、ニュースレターやレポート上などで企業ロゴを掲載させてもらっています。
マスタリング・ライトニングネットワーク 日本語版出ます!
マスタリング・ライトニングネットワーク、待望の日本語版がオライリー・ジャパンさんより12月21日出版されます。
マスタリングシリーズは、技術的な仕組みを本格的に学べる解説書です。
まさか翻訳されるとは思っておらず、声が出るほど嬉しかったですね。本当にありがたい。即予約しました。届くのが楽しみです。
↓予約はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/4814400144/
Blockstream、L2技術のコミュニティを立ち上げ
https://blog.blockstream.com/build-on-l2/
Blockstreamが、Build On L2 (BOL2)と呼ばれる開発者や起業家、ビットコイナー達によるコミュニティを立ち上げました。Bitcoin 主導の未来に向けてCore Lightning と Liquid Network を構築するコミュニティプラットフォームを目指します。
Core Lightningは、LNの実装ライブラリのひとつで、開発者サイドから支持が高く、LNDのバグが目立つ昨今、相対的に評価も上がってきています。コミュニティ層を厚くし、ライブラリ間の競争に力をより一層入れようといったところでしょうか。
Liquidに関しては、数年前ビットコインのサイドチェーンとして、取引所や金融機関向けとして期待され、リリースされました。しかし大きな期待とは裏腹に、具体的なユースケースが出ることなく、あまり利用されてないのが現状です。L2の発展により、思いもよらぬところでLiquidに再度スポットが当たるシナリオがあるかもしれません。
Wallet of Satoshi、 BTC Map と提携
BTC・LN支払い対応の店舗マップ BTC Mapに、WoSアプリ内のメニューからアクセスできるようになりました。ウォレットから支払い店舗を即検索できるのはかなり便利で、ビットコイナーなら旅行や出張先で試してみたくなる機能となっています。
ただパッと見た感じ、まだまだBTC Mapに日本の情報が追加されていないみたい…。LN支払いを導入している店舗の皆さんは登録してみることをぜひお勧めします!
↓店舗の新規申請
btcmap.org/add-location
↓修正申請
https://btcmap.org/verify-location
Scarce City、ECプラットフォーム SatsCrapをローンチ
KYCなしで商品の売買可能なECプラットフォーム SatsCrapがローンチされました。もちろんビットコイン/ライトニング支払いオンリーです。ログイン情報も必要ありません。
とはいえ、配送先住所は販売者に共有されるので、匿名配送とまではできません。
抵抗のない方は試してみてはいかがでしょうか?不要になったガラクタを売ってSatsを稼ぐことができます。11月28 日まで、購入と出品料が 5% 割引となっています。
Umbrel、新アプリが追加
知らぬ間に、Umbrelのアプリが続々と追加されていました。
・Lightning Network Plus (LN+)
LN+はルーティングをしている人なら聞いたことはあると思います。Liquidity Triangleができ、接続チャネル数を増やしたいときによく利用するサービスです。
Umbrelのアプリに登場することで、毎回面倒なログインの手間がなくなり、地味に嬉しいです。ただ、試した感じエラーが起きて不安定だったので、修正されるまでもう少し待った方がいいかもしれません。
・nolooking
PayJoinを使用して、1 回のトランザクションで複数のチャネルを開くためのアプリです。
こちらは試してはいませんが、開設コストを抑える上で役立ちそうなアプリです。下記のツイートにチュートリアル動画があるので気になる方はご覧ください。
LNプロジェクトのデータベースLightning Landscape
https://www.lightning-landscape.net/projects
LNプロジェクトの検索可能なデータベースLightning Landscapeが公開されました。
現在1400以上を超えるライトニング関連のプロジェクトや企業を検索することができます。ニュースレターやルーティングの際、何処の会社だっけ?と忘れて無駄に検索することが多々あるので、非常に役立ちそうなありがたいサイトです。早速ブックマークしておきました。
LNネットワークを介してチャットを送れるサービスBLIP
https://bitcoinmagazine.com/business/blip-encrypted-chat-on-bitcoin-lightning
LNネットワークを介してチャットを送れるサービスBLIPが、Adopting Bitcoin カンファレンスで発表。独自の暗号化方式Hexumにより一般的なエンドツーエンド (E2E) 暗号化アプリよりも安全な通信が可能とのことです。
Impervious BrowserのWindows版がリリース
ライトニング統合ブラウザImperviousのWindows版がリリースされました。
Imperviousは、以前のメルマガでも紹介しましたが
- オープンソースかつ、プライバシー重視のブラウザ
- チャットやビデオ通話、ドキュメント共有といったP2Pサービスが組み込まれている
- LN送金はもちろん、メッセージデータもLNノードを介して通信できる
といった機能をもったブラウザです。
インボイスの新しい仕様Bolt12が話題に
インボイスの新しい仕様Bolt12が話題になっています。インボイスの再利用ができないという課題をプロトコルから解決する方法で、実装されれば、寄付目的のビットコインアドレスといった使い方が可能。またQRコードを読み取ることでSatsを受け取ることも可能になります。
↓詳細はこちら。LN.capitalによるツイートの翻訳記事
https://spotlight.soy/detail?article_id=dfqsi14k4
LN+によるZeroFeeRoutingへのインタビュー
https://lightningnetwork.plus/posts/335
突如引退を発表したルーティングノードZeroFeeRoutingへのインタビューが公開されました。
- APYは、オンチェーン料金とハードウェアコストを差し引いて約2%
- 最も時間がかかりストレスの多かったことは、資金のセキュリティ
など、トップノードランナーの貴重な経験話が掲載されていました。
今週はここまで。Enjoy LN⚡️