Diamond Hands Magazine、ライトニングネットワーク関連のニュースまとめです。
先日はDHの小規模なミートアップが都内で行われました。
今回自分は参加できませんでしたが、参加者の皆さんの盛り上がりがテレグラムから感じ取れて良かったです。Kintsugi Cardもめちゃくちゃカッコいいですね。
あとDHは直接関係ないですが、徳島の神山でもビットコインミートアップをむらぴぃさんと共に開催します!
雑談メインになるとは思います。興味がある方はぜひご参加ください!7月15日(土)13:00-15:00開催予定。
↓詳細はこちら
https://connpass.com/event/287706/
それでは、今週のライトニングニュースです⚡
Diamond Handsコミュニティは国内外の関連企業から支援してもらっています。ありがとうございます!
重要リンク集💎🙌
Diamond Hands Wiki (ライトニングやルーティングに関するリソース集)
Lost in Bitcoin(ビットコイン学習リソース集)
LNノードから秘密鍵を分離?セキュリティを大幅強化するプロジェクト
LNノードのセキュリティを強化する、Validating Lightning Signer (VLS)のベータ版がリリースされました。これは、LNノードから秘密鍵を分離させるという優れたソリューションを提供しています。
現在のLNノード運用は秘密鍵がノード内にある状態、つまりホットウォレット環境であり、セキュリティ面で大きな課題があります。これを用いれば、コールドウォレットに近い運用が実現でき、よりセキュアなノード運用が可能になりそうです。
こうした取り組みは企業や取引所にとって、特に大きな恩恵があると思います。顧客資産を扱う事業者としては、いかに盗難リスクを減らすことが重要かは言うまでもないですよね。
また、利回りを狙うノード運用者にとっても、高額BTCをノードに保管しているハイリスクな状態なので、かなり期待される分野かと思います。
VLSのロードマップには、BOLT-12サポートやVSS統合などの機能追加のほか、ルーティング対応やマルチシグによるLN運用が予定されています。現状のVLSベータ版利用にはテストネット環境が推奨されています。
Nostrの初心者向け日本語サイト、有志の方々が作成
Nostrの初心者向け日本語サイトが有志の方々により作成されました。
上記サイトには、以下の情報がまとめられています。
SNS としての Nostr を歩くために必要な最低限の知識
Nostr に備わっている、一般的な SNS としては珍しい種類の機能に関する簡単な導入
Nostr を初めた直後に遭遇するかもしれないいくつかの現象に対するトラブルシューティング
Nostr に関してユーザが抱くかもしれないささやかな疑問に対する答え
技術的な詳細に踏み込まない範囲での Nostr の仕組み
ここ最近、イーロンマスクの発言やTwitterへの制限などで、Twitterに関する批判や不安の声が高まっています。Twitterの代替先として、いくつか候補があがっているのを見かけましたが、LNをいじっている方にはNostrが最もオススメでしょう。
Nostrを頻繫に使用しているビットコイナーも多いと聞きます。(自分はまだうまく利用できていないのですが…)
現在Nostr関連のプロジェクトは、500以上もの数がGithubのレポジトリで公開。LNと組み合わせたプロジェクトも数多く存在しています。
※iOS版NostrクライアントDamusが、アップル社のポリシー違反として、投稿に対するLN投げ銭ができなくなっています。アップル社の誤認として、Damusは抗議を行っています。正常に戻ってくることを祈りましょう。
ビットコイナー反省会、視聴者から約50万satsのLN投げ銭を受け取る
ビットコイナー反省会のライブ放送で、ZEBEDEEが開発したLN投げ銭受け入れ機能が試されていました。まだ見てない方はぜひご覧になってください。
LNURLのQRコードをOBS(配信ソフト)内で設定しており、視聴者がそれを読み取って投げ銭すると、satsの額とコメントがYoutube内に表示されます。
視聴者から集まった投げ銭の合計は約50万sats。
日本円換算で約2万2千円程度ですが、発展途上国レベルで見ると、十分な生活費になるかも…と考えれば、結構面白いですよね。また、通常の投げ銭では高い中間手数料が発生しますが、ダイレクトにウォレットへ投げ銭されており、LNの利点が活かされています。
ライブ放送にsatsというインタラクティブな要素が加わり、新鮮さも含め、とても盛り上がる放送内容でした。今後もビットコイナー反省会内で、実験的に試してみる可能性があるとのことです。
※アーカイブに対して投げ銭しても特に反応はなく、ただの寄付になってしまうのでお気をつけください。
LDKノードにより、モバイルアプリ向け自己管理型LNノードが簡素化へ
ジャックドーシー氏の子会社であるSpiralが、LDKとBDKを使用して構築されたLDKノードを公開しました。
LDKは、LNを実装するために用いられるライブラリで、Cash Appなどで使われています。ただし、これを使用するにはプロトコルの基礎をより深く理解する必要がありました。
今回発表されたLDK ノードはシンプルさと使いやすさに重点を置き、 深い理解がなくとも1日もかけずにセルフカストディアルなLN ノードを構築することが可能に。そして、LNノードの統合を、モバイルアプリに対して容易にするような設計になっています。
その他のトピック⚡
🔄LN実装Eclair、デュアルファンディングやSplicing、Offersを実装
☂Umbrel OSがバージョンアップ。UIデザインが大幅に変化。ラズパイからUmbrel Homeへの移行がシームレスに。
🌊LNクラファンサイトGeyser、ブラジル版ビットコインビーチプロジェクトに一ヶ月で1 億satsが集まる
🏦River Lightning、LNノードに関するダッシュボードを発表
👾ノード監視ツールbolt.observer、1分以内のアラート機能が追加
💳Amboss、Magmaのチャネル購入にクレジットカードが使用可能に
👀Binance、LNノードを立ち上げていたと報告